本日は昨日に引き続きMicrosoft Storeへの自身のアプリの公開作業を行います。
昨日はアプリケーション名を予約しました。
今回はアプリケーションパッケージの公開とアプリケーションのアップロードを行います。
〇アプリケーションターゲットの指定
HoloLensのアプリではWindows MixedRealityのプラットフォームとしてリリースされます。
これにはHoloLensのほかにWindows MixedReality イマーシブヘッドセット(VR)でも使用することができます。
アプリリリースの際には想定していないデバイス環境で実行されないようにターゲットを指定しておく必要があります。
①エクスプローラーから[Package.appmanifest]を開きます。
VisualStudioのソリューションファイルからも開けるようですが、筆者環境ではうまくいきませんでした。
②TargetDeviceFamily Nameがターゲットデバイスになります。
<Dependencies> <TargetDeviceFamily Name="Windows.Universal" MinVersion="10.0.10240.0" MaxVersionTested="10.0.19041.0" /> </Dependencies>
③TargetDeviceFamily NameをWindows.Holographicに書き換えることでHoloLens専用になります。
<Dependencies> <TargetDeviceFamily Name="Windows.Holographic" MinVersion="10.0.10240.0" MaxVersionTested="10.0.19041.0" /> </Dependencies
④ソリューションファイルをVisualStudioで開きソリューションエクスプローラーから(アプリ名)を右クリック→[公開]→[アプリをMicrosoft Storeと関連付ける]を選択します。
⑤開発者アカウントとVisaulStudioのアカウントが同一の場合すでに予約したアプリ名が関連付け対応として関連付けられます。
これによってこのアプリと昨日予約したアプリ名との紐づけが行われました。
〇アプリケーションパッケージの作成
ここからはリリース用のアプリケーションパッケージを作成します。
①ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリック選択し[公開]→[アプリパッケージの作成]を選択します。
②[(開発者名)により(アプリ名)でMicrosoft ストアに]を選択します。
③作成するアーキテクチャ(今回の場合ARM)をMasterで作成します。
④パッケージが作成されると次に[Windows アプリ認定キット]によるテストに合格する必要があります。
⑤ダイアログに従ってテストを実行します。
⑥テストに合格すると次のような画面が表示されます。
「実行されていないテスト」とはデプロイと展開を指し、これはHoloLens専用アプリであるためデスクトップPC環境で実行できないためテストができないことを指します。
以上でアプリパッケージの作成が完了しました。