本日はトラブルシューティング枠です。
今回PC向けUWPアプリを作成し、ほかのデバイスでインストールする際に証明証の問題で時間をとってしまったため記事にします。
〇やりたかったこと
今回はHolographicRemoting用のアプリケーションをPC向けにUWPアプリとして作成し、タブレットPCをバックパックPCのようにHoloLensの処理に使用できないかという実験でUWPアプリをタブレットPCへインストールしようとしていました。
〇UWPアプリのインストール方
筆者はHoloLens向けのUWPアプリは多々インストールしてきましたがPC向けUWPのインストールは実は今回が初めてでした。
手順は大きくアプリパッケージの作成とデプロイの二つの工程があります。
〇アプリパッケージの作成
①UnityからUWPプラットフォームでビルドを行います。
②作成されたソリューションファイルを開きます。
③ソリューションエクスプローラーから公開→アプリパッケージの作成を選択します。
④サイドローディングでアプリケーションを作成します。
⑤x64でアプリケーションを作成します。HoloLens の場合はArmやArm64を使用しますが、今回は通常のWindowsPC向けのため64のアーキテクチャを使用します。
これによってappxファイルが作成されます。
ここまではHoloLensのアプリケーションパッケージの作成方法とほぼ一緒です。
〇デプロイ
HoloLensではデバイスポータルなどを使用してデプロイしますが、Windows 10(11)ではデフォルトでアプリインストーラーが導入されています。
これはAppxファイルをダブルクリックすることでインストーラーが起動し、そのままインストールできるようになるという機能です。
①Appxファイルをダブルクリックし、開きます。
アプリインストーラーが起動しますが、証明証関連の項目でインストールができないようになっています。
②アプリケーションパッケージの生成されたフォルダには(アプリ名).cerファイルが作成されています。これをダブルクリックで開きます。
③証明証のインストールを選択します。
④インストール先をローカルコンピュータを選択します。
⑤証明証をすべての次のストアに配置するを選択し、参照を選択します。
⑥信頼されたルート証明機関を選択しOK,インストールを行います。
⑦再度appxファイルをダブルクリックすることで正常にアプリケーションインストーラーが起動し、インストールが可能になります。
以上でPCにUWPアプリをインストールすることができました。
筆者はHoloLens専門なので今回初めてPCにアプリを入れましたが、本来はこっちが基本的な使い方だと思うので良い勉強になりました。