夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

XRMTG 22年2月に参加しました。

本日はイベント参加記事です。

〇XRMTGとは?

XRミーティング(XRMTG)は毎月一回第三水曜日に行われているxRイベントです。

今月は22年2月16日に行われました。

osaka-driven-dev.connpass.com

大阪のxRコミュニティ大阪駆動開発を中心に北海道、福岡など全国のxRコミュニティがオンライン上で開催するxRに関する情報を共有することや交流を目的としたイベントです。

〇Holoニュース 山地さん

最初はXRMTG恒例の山路さんの一か月のxR関連のニュースです。

〇HoloLens の次世代機に関する話題

21年末よりHoloLensの開発中止やMeta社への社員の流失でHoloLensの開発終了が噂されていました。

これに対してHoloLensの生みの親であるAlexKipmanはそれを否定し、順調であることを主張していました。

www.engadget.com

〇HoloLensのリリースノート

 最新のOSではStartGesturesの項目が追加されました。

 これによって誤操作によるホーム画面の表示を抑える設定が可能になりました。

 近日こちらも導入していきます。

〇HoloTintの販売開始

HoloTintはHoloLensに装着して使用される屋外用のシールドです。 HoloLensでは光学シースルーの特性上屋外などの非常に明るい環境ではホログラムの視認性が低下し、オブジェクトが見えなくなることがあります。

HoloTintはMicrosoftがMicrosoft Storeで販売を開始したアクセサリーです。現在米国でのみ販売で300ドルのようです。

〇日産自動車でのHoloLensの活動事例

 HoloLens 2とDynamics 365を組み合わせて作業効率を上げるインテリジェント作業支援システム の導入事例が上がりました。

www.moguravr.com

〇Holoeyes社の医療用のサービスとHoloLens 2のレンタルサービスが連携し使いやすくなりました。

Holoeyes社は手術でHoloLensを用いることやそのシステム開発で大きく評価されている会社です。

prtimes.jp

今回HoloLens 2のレンタルサービスを行っている横河レンタ・リース社と提携して医療用画像処理ソフトウエア「Holoeyes MD」と Mixed Reality デバイス「HoloLens 2」の月額サービスが提供されるようになりました。

〇MixedReality ToolkitでOpenXRのEye Trackingを使う 宮浦さん

宮浦さんが久しぶりにEyeTrackingを使用したプロジェクトを開発した際にEyeTrackingが実機で使用することができずにハマってしまった体験がシェアされました。

OpenXRプロジェクトではXR PluginManagementのPlug-in ProvidersでEyeTrackingを設定する必要があります。

こちらのノウハウをライブコーディングで実行していただきました。

〇 FumiyaHrさん

長野県のxRコミュニティXR信州を発足された方です。

ARを表示するためのプラットフォーム(手法)は多くあるが、現実とのミスマッチ(違和感)は多いです。 

今回はこのミスマッチをなくしリアリティを追求した方法と研究を共有いただきました。

また新型コロナウィルスの影響で開催できなかったものの長野県でxRイベントを開催しようとした反響から長野のxRコミュニティを立ち上げたそうです。

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〇スチームパンクデジタル Aaron さん

steampunk.digital

Aaronさんによるスチームパンクデジタルの事例でOculus Questを用いたCR Challengeのイベントが開催されます。

既定の条件のものQuestのAPKファイルを作成し、共有することでコミュニティメンバーや審査団により審査が行われ受賞者には商品が提供されるようです。

〇エンジニア支援のための機材レンタルで地方コミュニティもにっこり じゅんさん

じゅんさんは北海道のxRコミュニティDoMCNで活躍されている方です。

じゅんさんがコミュニティ発信のために機材をレンタルして札幌で体験会を行ったようです。

本来は個人エンジニアは大企業から貸し出しを受けることは難しいです。しかしコロナウィルスの影響でベンダーの人の動きが封じられている現状があり、これにより地方等で個人でも体験会とうのコミュニティを開ける個人でも過去の開催実績と活動紹介によって高額な機材を借りることができたという体験を共有いただきました。

また、レンタル終了後もレンタル元の会社と仲良くなり、自分自身、地元、デバイス、コミュニティすべてにとって良い活動になると共有いただきました。

次回は22年3月16日水曜日に開催されます。