夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

XRMTG 2021年8月で登壇しました。 実物大ペーネロペーをファンアートで作った話

本日はイベント枠です。

毎月恒例第三水曜日のXRMTGに参加しました。

〇XRMTGとは?

XRミーティングは毎週第三水曜日に行われる全国のxRコミュニティが合同で開催するオンライン上のイベントです。

比較的少人数で開催されることで情報共有や知見共有を行うことができます。

osaka-driven-dev-br-tokyo.connpass.com

筆者はHoloLensMeetupと同じく毎回参加させていただいています。

〇HoloLensで実物大人型機動兵器を作った話

今回は本ブログでも紹介しましたファンアートとしてHoloLens 2で実物大ガンダムを作った話をしました。

初めに29mの実物大オデュッセウスガンダムモデリングし、表示しました。

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動画を見ていただければわかるのですが、移動時に小刻みにオブジェクトが揺れ動いていることがわかります。

これは①屋外で大きなものを見る=見上げる

②SLAMで特徴点をとらえることができなくなる。

③TrackingLostする。

④オブジェクトが揺れ動く(座標が狂う)

⑤見えにくい

というループが起こっていることがわかりました。

この点を改良して実物大ペーネロペーを作成しました。

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このガンダムは設定上単独で大気圏内を飛行できるという機体になるので、それを再現しながら前述の問題を回避するためにガンダムが動き、ユーザーはほとんど動かないようなUXにすることでオブジェクトのずれを最小限に抑えることに成功しました。

www.youtube.com

〇ポストプロセッシング

postprocessingはUnityで使用することができる処理の一つで、光の表現などより高度な描画を行うことができる機能です。

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postprocessingを用いることで処理負荷は上昇するもののよりリッチな表現が可能になります。

今回は[Bloom]と[Tonemapping]を使いました。

前回のXRMTGではpostprocessing自体の紹介、今回は応用だったので次回はさらに応用したものを発表したいです。