本日はUnity枠です。
本日XR開発関係者が集まるイベントに参加してきました。
エンジニア同士の話の中でUnity Industryという単語とゲーム以外の分野での利用のライセンスが変わるという話を聞いて気になったので今回調べていきます。
〇Unity Industryとは?
Unity Industryはその名の通りインダストリアル(工業)な部門での開発者に向けて提供される新しいUnityで、AR、VR、モバイル、デスクトップ、ウェブのカスタムリアルタイム3Dアプリケーションを構築できます。
産業分野での利用を前提にUnity Enterpriseのすべての機能のほかPixyz Pluginや専任のアドバイザー、テクニカルサポートなどの様々なサポートを受けることができます。
PixyzはUnityのソリューションの一つでCADや点群データを素早く変換してUnity内で扱うことができるようになるプラグインです。
またUnity Marsも同梱されておりARアプリケーション開発における強化も行われています。
Unity MarsはUnityPro以上のプランで提供されており、 Unity AR Companionモバイルアプリを使用することでUnity Editorと合わせてARに特化したアプリケーションを作成できます。
最後にUnity Build serverが梱包されています。
これはオンプレミスのソリューションで、プロジェクトのビルドを高速化する仕組みです、
〇ライセンスについて
今回ライセンス形態が気になることでUnity Industryを調査しましたが、会社の合計収入が100万ドル(1憶4000万)を超える場合かつゲームやエンターテイメント以外の分野でアプリケーションを構築する場合はUnity Industryを使用する必要があります。
逆に産業分野であっても収入の合計が100万ドルを超えない場合はUnityProやUnity Enterpriseを使用することができます。
取り急ぎ現在のところある程度の大企業を除きUnity Industyを使用しなくても引き続きUnityで商用、非商用アプリケーションを構築できるようです。