本日はBlender枠です。
今回はBlender外部のPC内の任意のパスにあるテキストファイルから情報を読み取るという実装を行います。今回はBlender3.4で動作確認を行っています。
〇テキストファイルを読み込む
アドオンなどを作成する際に外部に保存していたログファイルを読み取ってその情報を用いて次の処理を行うということはよくあります。
今回はシンプルなコードとして外部のテキストファイルを読み取って情報をコンソールに出力します。
〇コード
import bpy # テキストファイルのパスを指定します file_path = "(パス名)" # テキストファイルを読み込みます try: with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file: file_content = file.read() except IOError: print("ファイルが見つかりません") file_content = None # ファイルの内容をコンソールに表示します if file_content: print("ファイルの内容:") print(file_content)
〇解説
主要な処理は次の2行です。
with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file: file_content = file.read()
open()関数はファイルを開くのに使用されます。 引数として3つの値があります。
第一引数としてパス名、第二引数rはRead Onlyの意味で、読み取り専用で開くという意味になります。 次の第三引数はエンコード―のタイプでutf-8は一般的なテキストファイルをエンコードできます。
file_content = file.read()はfile_contentという変数にファイル内容を渡しているのみになります。
ここで読み取ったデータをコンソールに出力しています。
if file_content: print("ファイルの内容:") print(file_content)
これを実行するとテキストファイルの内容を読み取ってくれます。
本日は以上です。