本日はApple枠です。
筆者は5年ほどApple Watchを使用していますが、健康管理のほかiPhoneの制御などにも使用しています。
HoloLensアプリを開発するうえでウェアラブルのデバイスというのが入力系に使用できると感じている中でAppleWatchの開発周りについて知りたくなったため今回調べてみることにしました。
結論から先に書くとApple Watchのアプリ開発はUnityではできなくはないもののSwiftを使用してiPhoneアプリの拡張として作成する必要があるようです。
〇Apple Watchの開発環境
Apple WatchはiPhoneアプリの拡張という位置づけとなっており、実質iPhoneで起動するアプリを連動するように開発します。
iPhoneアプリ自体はUnityとXCodeを用いて開発することができますが、直接Apple Watchアプリの開発は難しいようです。
一般的にはAppleがApple Watch向けに提供しているフレームワークであるWatchKitを使用する必要があります。
このためSwiftで開発するのが主流のようです。
筆者はCライクな言語やJs、Pythonでの開発は経験がありますがSwiftについては知ってはいるものの触ったことがないため改めてさらっていきます。
〇Swiftとは?
Swift
はApple社がオープンソースの形で提供しているプログラミング言語です。
登場は2014年と今年で10周年になります。
Mac、iPhone、iPad、Apple WatchといったApple製品のアプリケーション開発に加え一部Webでも開発に使用できるそうです。
Swiftの特徴としてはObjective-Cの特徴を受け継ぎつつ静的な型チェックや参照の自動カウントなどの機能を備えています。
〇Swift環境構築とハローワールド
SwiftはXCodeで実行することができます。今回は以下の環境で実行します。
・Mac mini (M2)
・Xcode 15.0 Bata4
2020年に登場したSwiftのツールチェーンを使用することでWindowsデバイスでもSwiftを実行、ビルドが可能ですがツールの追加に加え設定などの変更が必要なようで基本的にはMacで実行することが無難なようです。
①Xcodeを開きます。
②上部のワールドタブもしくはCreate New Project
を選択します。
③iOS
のタブでApp
を選択し次へ進みます。
Project Name
にプロジェクトの名前、Organization Identifier
には任意の組織名を入力し、Interface
にSwiftUI・Language
にSwift
が選択されていることを確認し、Nextをクリックします。
④最後にプロジェクトの保存先を確認してCreate
を選択します。
これによってプロジェクトが作成されます。初期状態で次のように表示されます。
初期のコードではHello,World!の文字が表示されています。
これはText()メソッド内で実装されています。
import SwiftUI struct ContentView: View { var body: some View { VStack { Image(systemName: "globe") .imageScale(.large) .foregroundStyle(.tint) Text("Hello, World!")//文字を表示 } .padding() } } #Preview { ContentView() }
Textの引数を変更することで任意の文字を表示することができます。
以上がSwiftの環境構築とハローワールドです。
基本的にXcodeでは最初からSwiftの環境が整っているためXCodeの導入さえ完了していればすぐにでもコードを書くことができます。
今回はApple Watchの開発をしたくて調べていたところでSwiftのハローワールドを行ってみましたが、UnityではなくネイティブでもiPhone及びApple Watchのアプリを作ってみたいです。
本日は以上です。