夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLensで使える3Dモデルを作る ~ライトセーバーを作る~ その④ カイバークリスタル のエクスポート

HoloLensでは現実空間に3Dオブジェクトを配置、作用させることによってMixedReality(複合現実)を実現しています

 この3DオブジェクトはHoloLensやxRの分野だけではなく、映画、ゲーム、製造、建築など多くの業界で幅広く用いられるようになりました。

 3Dオブジェクトを作成するツールも増え、少し良い性能のPCさえあれば3Dモデルを作ることは誰でも簡単にできるようになりました。

 前回からライトセーバーを作っています。 今回は4回目の記事です。

 前回の記事はこちら

redhologerbera.hatenablog.com

カイバークリスタルをUnityで調整する

 前回ライトセーバーのコアとなるカイバークリスタルのモデリングが完成しました。

 しかし造形は完成しても、まだ色やテクスチャなどのMaterialが完成していません。

 Blenderでは色などのマテリアルやその後の描画、レンダリング処理も行うことができますが、今回の3Dモデル製作の目的はHoloLensで使うことです。

 そのためカイバークリスタルをUnityへもっていき、マテリアルを調整します。

Blenderからエクスポート

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 Blender上部タブの『ファイル』から『エクスポート』『Fbx.』を選択します。

 エクスポートウィンドウへと切り替わるのでサイドタブから『FBXをエクスポート』の下にあるタブから『メッシュ』のみを選択してください。

 この設定を忘れるとUnity側でBlenderのカメラやライトなどが残ることになります。

f:id:Holomoto-Sumire:20200104161625j:plain    『メッシュ』のみが選択できたら『FBXをエクスポート』を選択します。

 最初の画面に戻ればエクスポート完了です。

 今回は3Dmodelというディレクトリを保存場所に指定したので、3Dmodelにきちんと保存されていました。

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〇Unityへのインポートとマテリアル

 Unityのプロジェクトにドラッグ&ドロップしてカイバ―クリスタルのモデルをUnityへインポートします。

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 これでUnityでカイバ―クリスタルを扱うことができるようになりましたが、このままではマテリアルを使用することができません。

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 Unityでマテリアルを編集できるようにするためにカイバ―クリスタル.Fbxのinspectorから[マテリアル]タブ→[Extract Materials...]をクリックします。

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 フォルダが開くので[フォルダを選択]をクリックします。

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 fbxのプレファブからMaterialが書き出されUnityで扱える形になりました。

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 Blenderでのエクスポート、Unityでのインポートができたので次回はカイバークリスタルのMaterialを編集します。