Unity×MRTKでエディタ上でDeviceManagerのエラーがマイフレーム表示される問題の解消

本日はHoloLensアプリ開発時のトラブルシューティング記事です。

アプリ開発を行っていたところUnityエディタ上で実行する際にマイフレーム次のようなエラーが発生しました。

Microsoft.MixedReality.Toolkit.XRSDK.WindowsMixedReality.WindowsMixedRealityDeviceManager has not set a value for IsEnabled, returning false.
UnityEngine.Debug:Assert (bool,string)

このエラーが発生した際Gameウィンドウ上でカメラの挙動がおかしくなってしまいます。

今回はこれを解消していきます。

〇環境

・Windows 10

・Unity2021.1.10f1

・MixedRealityToolkit(MRTK) v2.7

・MixedRealityFeatureTool-1.0.2104.4-Beta

〇再現

　[Unity2021.1.10f1]で新規プロジェクトを作成し、[MixedRealityFeatureTool-1.0.2104.4-Beta]を使用しMRTKv2.7を導入しました。

redhologerbera.hatenablog.com

　MRTKのシーンの構成は[DeaultHoloLens2XRSDKConfigurationProfile]を使用しています。

　

〇原因と解消

今回の原因は正しくツールがインストールされていない、もしくは何らかの原因でツールが削除されているためです。

[Project Settings]を開き[XRPluginManaement]を開くと[OpenXR]にチェックが入っておらず、[DeaultHoloLens2XRSDKConfigurationProfile]で使用する機能が正常に動いていないためです。

筆者環境では[MixedRealityFeatureTool-1.0.2104.4-Beta]を使用してツールを導入しており、前日までは正常に動いていましたが何らかの原因でこの設定が変わってしまっていたようです。

〇解消

最初にMRTKの構成を再確認します。

①[MixedRealityFeatureTool]を起動します。

②対象のプロジェクトのパスを指定して進めます。

③MRTKと[Platform Support]から[MixedReality OpenXR Plugin]にチェックを入れ導入します。

④Unityの[Prpject Settings]から[XRPluginManagement]を開き[Microsoft HoloLens Feuture Set]にチェックを入れます。

⑤Unity上部のワールドタブから[MixedReality]タブ→[OpenXR]→[Apply recommented projctSetting for HoloLens 2]および[Apply recommented Scene for HoloLens 2]を選択します。

これによってプロジェクトおよびシーンがOpenXRに対応したことでエラーが解消しました。