本日はHoloLens 2実験枠です。
先日自宅の掃除をしていたところHoloLens(1st)専用デバイスであるAirClickerを見つけました。
今回はHoloLens 2で使用できるか試していきます。
〇Air Clickerとは?
Air ClickerはHoloLnes (1st)に同梱されていたデバイスです。
手のひらに収まるほどの小さいデバイスで、Bluetoothを使用してHoloLensと接続していました。
機能としてはデバイスの表面を親指で握る(押す)ことでHoloLensのジェスチャーであるAirTapを行うことができます。
以上です。
つまり、Air Clickerはマウスのクリックボタンだけが使用できるようなデバイスであります。
初代HoloLensは指を使用した操作やEyeTrackingはおろか、リリース当初は両手の同時使用に対応しておらず、片手のみの認識でした。
また初のSpatialComputerであり、多くのユーザーにとってジェスチャーを覚えることが難しいとの判断なのかとにかくAirClicerは同梱されていました。
しかしながら、デバイス自体が小さいことに加え、AirTapを使用する以外の使用法がないため、多くの開発者がその存在を忘れていきました。
筆者も全くといってよいほど使用していませんでした。
〇AirClickerとHoloLens 2の接続
当然ながらHoloLens 2では指を使用したタッチや視線入力、リリース最初から両手が使用できるなど最初からジェスチャー周りの機能が充実しており、AirClickerおよびその後継機に当たるようなデバイスは付属しませんでした。
①AirClicker背部の小さいボタンを長押しします。
②ペアリングモードへ移行するとLEDが点滅するようになります。
③HoloLensの設定画面からDeviceを開きBluetoothとして接続を行います。
AirClickerはClickerとして表示されます。
④接続ができました 早速試してきます。
動画の通りAirClickerでAirTapの代わりはできたもののAirClickerを使用した場合ハンドトラッキングからHeadGazeへとカーソルが切り替わり、手の追尾がなくなります。
HoloLens 1st時代ではAirClicker使用時も手の追尾はできていましたが、HoloLens 2ではできなくなっていました。
手を追尾できていればいろいろと使い道はありそうでしたが、現状また倉庫の肥やしになってしまいそうです。
本日は以上です。