夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

XRMTG 2022 9月に参加しました。

本日はイベント参加枠です。

〇XRMTGとは?

osaka-driven-dev.connpass.com

XRミーティングは大阪のコミュニティである大阪駆動開発を中心に全国のxRコミュニティがオンライン上で集まって行われる月一のイベントです。

主にやってみたネタ、困っているネタ、作ったネタ、イベント告知などxRに関することであればどんなことでも共有できるイベントになっています。

 最近は仕事などが忙しくなかなか参加できておらず久々の参加になります。

〇今月のHoloニュース 山地さん

 関西のHoloRanger山地さんです。山地さんからは毎回会の冒頭にこの月のXRにかかわるニュースをシェアしていただけます。

〇ANAでHoloLens 2を使用したツアー開始

残念ながら申し込みの締め切りは終わってしまったようですがANAによる体験会があったようです。

www.anahd.co.jp

〇鳥取でHoloLens 2を使用した展示

水木しげる記念館でHoloLensを使用することで「妖怪めがね」としてアトラクションを楽しめる展示があるようです。

www.moguravr.com

HoloLensと妖怪は非常に相性が良いので筆者も体験してみたいです。

〇Magic Leap 2の早期アクセスが届き始める

HoloLens同様にMixedRealityを体験できるMagic Leap 2の早期アクセス版の到着が始まったようです。

 筆者の所属している会社でも注文はしているので到着が楽しみです。

〇MRTK3 MRTKXR Rigと Bounds Control 宮浦さん

今回はMRTK3の機能の中からXR Rigの機能の紹介がありました。

 山地さんの紹介にあったMagic Leap 2のアーリーアクセスの体験会で開発を行った際にMagic Leap 2を使用してMRTKを触ったそうです。

現時点でMagicLeap2はOpenXRに対応していないため動かない箇所はあったらしいですが、動かす経緯でMRTK3をより深堀されたそうです。

 MRTK3のセッティングを終えるとコアのプレファブとしてMRTK XR Rigを使用します。

カメラやコントローラー、ハンドトラッキングなど各デバイスの入出力系のコンポーネントがすべてまとまっています。

操作系のコンポーネントはMRTK Right(orLeft)Hand Controllerでコンポーネントとしてまとめられており、各ジェスチャーの制御を行っています。

NearInteractionModeDetectorは指先の制御と手全体の制御のモードを切り替え誤動作を抑える役割があるそうです。

またカメラプレファブの階層の外にMRTK Interaction Managerのオブジェクトがあり、現在の状況に応じて複数のInteractorに優先度をつけ、誤動作などを抑える役割があるそうです。

またおまけとしてBounds Control=つかみなど の調査も行ったようですが実装方法は従来のMRTKv2と同様になっているようです。

〇Geospatial APIで夏の札幌を雪国に変えてみた きっぽじさん

GeoSpatialAPIをテーマにしたハッカソンが開催されたそうで、テーマが都心部の野外でその場所の魅力を引き出すコンテンツというものであったそうで、きっぽじさんは雪国札幌をテーマにしたコンテンツを開発したそうです。

最初PLATEAUとシェーダーによって雪を積もらせるということを計画したものの精度の問題で没になったようです。

次に「扉」のアイデアに扉の中に雪国があるというアプローチを行ったようです。

 扉はシェーダーを開発して、扉の中のみ雪国になるように設定されたようです。

 雪の表現を再現するためにPostProcessVolumeを使用して色調を調整されています。

結果SONYによる賞を受賞されたそうです。すごい

〇Meta Quest 2でUSBシリアル通信してみた Hiro_hanさん

 MetaQuest 2にラズベリーパイを接続して温度湿度センサーや照度センサーを接続してUnityでデータを取得できたそうです。

 

筆者も加速度センサーをMetaQuestに接続したことはありますが、追加でセンサーを追加する場合は非常に難しかった記憶があります。

 またハードウェアという点から筆者としては手を出しにくいアプローチでしたが、できたという内容だけでも非常に魅力的でした。

qiita.com

今回は途中で抜けてしまったので以上ですが筆者を含め7名が登壇しました。

筆者の発表は後日記事にします