本日はBlender枠です。
Blenderではレンダリングすることでオブジェクトを画像として保存できますが、この際にPng画像の形式で背景が透明な画像として出力できるのかを試していきます。
〇Blenderの出力設定
Blenderの出力設定は出力
プロパティから行うことができます。
ここでファイルフォーマット
をPNG
に設定し出力チャンネルをRGBA
に設定することでRGB(赤、緑、青)に加え透明度であるアルファ値が含まれた形で出力されます。
しかしながら通常は背景のRGBA値に透明度が書き込まれていません。(A=1)
次に背景のRGBA値のα値を変更します。
これはレンダープロパティ
タブからフィルム
の項目にある透過
にチェックを入れ有効化します。 これはEEVEEを使用している場合とCyclesの場合では若干表示プロパティが異なります。
この状態でレンダリングを行うことで背景が透明な状態でレンダリングできます。
最後にレンダリングした画像を出力する際にPNGでRGBA
のチャンネルの設定であることを確認して保存することで背景が透明な状態で出力できます。
こちらがレンダリング画像になります。
なお動画形式ではアルファ値を含めることができません。
しかしながらPngのシーケンス画像として出力することで連番画像として出力できます。
Blenderのビデオ編集機能で連番画像を読み込むことでレイヤーとして使用することができます。
背景をPNGで出力することでWebページ作成や商品紹介など主に素材作成の場面でより効果的にレンダリングを行うことができます。
本日は以上です。