夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

Blenderでシェーディングにより影の付き方を変える。

本日はBlender枠です。

先日Cyclesでレンダリングを行っている際に影の付き方が気になるときがありました。

次の画像の例では赤枠の部分は柱のエッジになっていますが、影の付き方の影響で、面があまりわからないような印象を感じます。

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また次の画像では胸元の白い生地の影がほとんどついていません。

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今回はこれらの見た目を改善します。

〇シェーディング

 シェーディングとは3DCGで立体感を与える手法のことを指します。

 筆者が良く使用するシェーディングはメッシュのレンダリングを滑らかにしてスムースレンダリングか一つ一つの面をエッジを聞かせてレンダリングするかのシェーディングですが、Blenderにはほかにもシェーディングの設定項目があります。

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 対象のオブジェクトをオブジェクトモードで選択して[オブジェクトプロパティ]を開き、[シェーディング]タブを開きます。

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 シェーディングオフセットの値は0~1の値で設定可能で、1に近づけば近づくほど面同士の影の付き方がメリハリがつき、0に近いほど面同士の影の付き方が滑らかになります。

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 今回は0.2に設定することで自然な影の付き方になりました。

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 服の記事も0.3に設定することで自然になりました。

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今回はシェーディングを調整することで影の付き方を調整しました。

 シャドウベイク時にもこのシェーディングは反映されるため非常に知っておいて便利な機能と感じました。