本日はBlender枠です。
筆者は長年MicrosoftのSurfaceを愛用していますが、今回はSurfaceでBlenderを使用する際にPenがうまく使えないトラブルがあったため記事にして残します。
〇環境
・Surface Laptop Studio2
・Windows11PC
・NVIDIA Geforce RTX4050
・Surface Pen
・Blender4.1
〇BlenderでSurfacePenを使用するメリット
Surfaceデバイスではタッチパネルが搭載されており、特にSurfaceLaptop2デバイスではタブレットモードとしてキーボードを封鎖して使用することができます。
この際にペンを使用することで次のようなメリットがあります。
・スカルプトの効率化
・ウェイトペイントの効率化
・テクスチャペイント
今回はスカルプトを使用していました。
〇発生した問題
Blenderでは標準でペンタブレットのペン筆圧をサポートしています。
スカルプトなどのペン設定には筆圧を使用するかどうかの設定アイコンが存在します。
しかしながら今回はこの筆圧を検知できずペンが使用できない問題がありました。
〇解消法
解消するためにはプリファレンスを開きます。
入力
からタブレット
を開きAPIを自動からWindows Ink
に明示的に設定します。
デフォルトの場合は最大しきい値
が1になっていましたが、筆者の場合この値を下げることで最適なペンの筆圧検知ができました。
筆圧設定に関しては2Dアニメーション
のウィンドウでペンタブを使用して試し書きをしながら最大しきい値
の値を調整することで直感的に調節できます。
これによってSurfacePenをBlender内で無事に使用できるようになりました。
Blenderではタッチパッドの設定などはありますが基本的にマウスなどで操作する前提のため、タッチパネルの操作はありません。
こちらもタブレットモード用に指で回転や拡大出来たら便利と思いました。
本日は以上です。