本日はモデリング枠です。
今回はMayaとBlenderでシェイプキーのつけ方を比較していきます。
〇環境
・Windows11PC
・Maya2025
・Blender4.1
〇シェイプキーとは?
シェイプキーはソフトウェアによって呼び方が異なります。
Blenderではシェイプキー、MayaやUnityではブレンドシェイプと呼ばれ、モーフなど呼ばれたりすることもありますが、基本的な外見や機能は同じです。
これらは頂点アニメーションのことであり、リグを使用せずにメッシュの形状を変形させる技術を指します。
例えばキャラクターアニメーションの表情などで用いられ、ベースとなる形状のモデルに対して、トポロジー(メッシュ構造)が同じで別の形状を記録しておき、ベースの形状から線形変換させることを指します。
〇Mayaでのブレンドシェイプの実装方法
今回はプリミティブスフィアで行っていきます。
①ベースオブジェクトを複製します。
②複製したメッシュをフェースモードや頂点モードにして変形させます。
この形にベースメッシュを変形させるブレンドシェイプを行います。
③オブジェクトモードでSHIFTキーを押しながら変形させたモデルー>ベースオブジェクトを選択します。
④上部ワールドメニューデフォーム
からブレンドシェイプ
を選択します。
⑤複製させていたモデルは必要なくなったので削除してしまいます。
⑥上部ワールドメニューウィンドウ
→アニメーションエディタ
→シェイプエディタ
を開きます。
⑦これによってブレンドシェイプキーが設定されているため、スライダーでベースメッシュの形状を変えることができます。
〇Blenderの場合
①対象のオブジェクトを選択し、データプロパティ
を開きます。
②シェイプキーの項目から[+]
アイコンを2回押し、ベースとは別にキーを作成します。
③[編集モード]
に切り替えモデルを編集します。
ここで複製をせずにオブジェクトをいじれるのがBlenderのメリットです。なお編集する際は②で作成したキー1が選択されている状態で行ってください。
④オブジェクトモード
でキーの値を変更することでシェイプキーが使用できます。
以上がMayaとBlenderのシェイプキーの設定方法でした。