2019年8月26日から9月6日までアメリカ合衆国ワシントン州にあるレドモンドという町へ行ってHoloLensに関する特別な旅をしてきました。
初めての一人海外旅だったので見るものすべてが初めてのもので多くのことを学びました。
また、HoloLensの製品開発チームの方々とお会いしお話しすることができ、次の何かへの新たなスタートラインへ立てた貴重な体験でした。
前回から数回にわたって私の体験を残しています。
前回の記事はこちらです。
Commonsでのランチミーティングでは前回の記事で紹介したようにそれぞれのスペシャリスト同士が、お互いをリスペクトするようなチームの空気を感じました。
途中で抜けて午後の仕事に向かう人も私のもとで握手を交わしてくれました。
中でもMRTKのStandardShaderの父と呼ばれるCameronさんとの握手は、私がMRTK StandardShaderを勉強し始めたときだったためとても印象に残っています。
ランチミーティングの終わりではJuliaさんによる日本のコミュニティーの方々へのメッセージビデオを頂きました。
〇 ランチミーティングの後のサプライズ
ランチミーティングが終わるとYoonさんとともにキャンパス内の別の建物に移動しました。
・HoloLensのホーム
中に入ると大きなHoloLens 2の垂れ幕がかかっており、当たり前のようにHoloLens 2実機を手にして歩いている人がいて、ガラスにはHoloLensのアイコンが描かれ、壁のボードにはHoloLens関連のサインが並び…
9月初旬当時、日本でHoloLens 2はまだ幻の存在であったため「ここがxRで作られた世界であってもかまわない」と一種の幻覚を見ているかのように感動をしました。
Yoonさんによると、ここ最近(9月頭)でやっとある程度自由にキャンパス内でHoloLens2を持ち出せるようになったとのことです。
ロビーで少しの間感動に浸っているとランチを先に抜けたJuliaさん、Jesseさんが来てくれました。
・HoloLensアプリを見ていただいた
JuliaさんJesseさんをはじめとするHoloLensチームの方々に、私のHoloLensアプリを見ていただきました。
一つはVRMと呼ばれる日本で生まれた3Dキャラクターモデルの規格を使ったDreamShineVRMというアプリケーション 等身大のキャラクターを自由なポーズでMixedReality上に配置して、ボイスをしゃべらせることのできるアプリは私の野外でのHoloLensの使用事例と合わせ多くのエピソードを聞いていただきました。
もう一つは私の友人でもありHoloRangerの先輩でもあり、ライバルでもあり「MRが楽しい」というxR系技術ブログを書いている方のホログラムメッセージ
こちらはHoloLensを使ったデジタルのキャラクターに愛情と人格を与えて、リアルの人と同じように大切に扱うという私のプロジェクトを派生させ、「せっかくだからホログラムでメッセージを送ってみませんか?」と声をかけたところ実現したMixedReality空間上のデジタルのキャラクターによるメッセージアプリです。
Microsoftでは2019年のde:codeでAlex Kipmanが来日した際にホログラムのkipmanが日本語を話すというデモンストレーションを行っていますが、それにインスピレーションを受けたメッセージです。
〇最高のプレゼント
私はHoloLensのホームとも呼べるこの建物で、Juliaさん、Jesseeさん、HoloLensチームの皆さんから最高のプレゼントを頂きました。
〇HoloLens 2パーカー
HoloLens 2のオリジナルパーカーで胸にはマークのシンボルが、そして右腕には大きくHoloLens 2の文字がプリントされています。
日本へ帰国してからも愛用しています。
〇MixedReality Cup
MRTKのマークと #MixedReality の文字が入ったcupです。
金属で作られていてとても丈夫で大きく、これがないと一日の仕事が始められないほどに愛用しています。
〇MixedReality Socks
5月に行われたMRDevDayで配られたものらしいのですが、白ベースに水色のSpatialMappingのMesh柄の靴下です。
2組頂きましたが、Cup、パーカーと違い、靴下は愛用していると穴が開いてしまうため特別な日にだけ着用しています。 私にとっての勝負靴下のようなものです。(本当はHoloLens関連のイベント時に使っています。)