本日はHoloLensアプリ調査枠です。
現在Microsoft Storeには400を超えるHoloLens用のアプリが並んで、そのほとんどが個人の開発者によってリリースされており、Freeもしくは低価格で入手することができます。
今回第2回目としてBoxelloを遊んでみます。 前回の記事はこちらです。
BoxelloはMixedRelalityを使用してボードゲームであるオセロを三次元に拡張して遊ぶことができるアプリです。
Microsoftstoreにて入手することができます。
〇どんなアプリ?
HoloLensには数多くのアプリがありますが、BoxelloほどシンプルでありながらMixedRealityであることのすばらしさを感じ楽しむことのできるゲームはほとんどないです。
MixedReality空間に表示されたBoxにはマス目があり、中央4マスは赤、青に色分けられています。
赤は自分のマスで、青はNPCのマスです。
ルールは簡単で、2Dのオセロと同じようにほかの色を自分の色で挟めばその間にあったほかの色は自分の色に変わり、最終的に最も多くのマスがある色の人が勝利となります。
〇面白いところ
・2Dのオセロとは全く違うゲーム
Boxelloの面白いところはまず、2Dであったボードゲームのオセロを3Dに昇格させることにより難易度が格段と跳ね上がっているところです。
2Dのオセロで通用する角をとる戦法も、Boxelloでは通用しません。
ほかの面を通して挟まれた場合角であっても相手に取られてしまいます。
また、プレイしながら常に自分から見て裏側に当たる面の状況も考えねばならず、見た目以上に頭を使うゲームです。
・複数人対戦
BoxelloはNPCを最大3人追加して4人対戦を行うことができます。
・ゲームレベル
面のマス目の数を4、6、8と増やすことでゲームの難易度を変えることができます。
マス目が多いゲームでは、ほかの色にすべて挟まれて自分の色、もしくはあるNPCの色のマス目が0になってしまうことや、オセロのルールである「相手の色を自分の色で挟む場所にしか色を置けない」に乗っ取りどこにも色が置けずしばらくのターン パス ということもあります。
・複数のHoloLensと対人戦
Boxelloの最も素晴らしいところの一つに複数台のHoloLensでのマルチプレイがあります。 HoloLensはホログラムを複数台のHoloLensで共有するシェアリングという仕組みがありますが、リリースされているアプリでこの機能に対応しているものは少ないです。
Boxelloでは同じネットワークに接続されているHoloLens同士でシェアリングを行い対人戦を行うことができます。
もちろん、プレイヤー3、プレイヤー4にNPCをいれて戦うこともできます。
〇今後の可能性
Boxelloは2Dの誰もが知るボードゲームを3Dにして、HoloLensで空間上に配置して楽しめるようにすることの予想外の驚きと、感動を感じました。
次元を一つ上げるだけで全くの別ゲームとなるという事実はxRという新たな次元を扱う分野でとても大切なことと感じます。
シンプルながらもユーザーのワクワクをそそるBoxelloはHoloLensの新たなる次元を切り開くと感じます。