本日はモデリング枠です。
本ブログでは以前リアルな人型モデルを作成するための[MB-Lab]というアドオンを使用しました。
今回はリアルな髪を作成します。
〇HairToolとは?
HairToolは bartoszstyperek氏によって公開されているBlender用アドオンです。
Blender2.7、Blender2.8、Blender2.9に対応しており板ポリゴンによる髪のモデリングを簡単に行うことができます。
以下のページで公開されており2021年1月現在40ドルで入手することができます。
チュートリアル映像はあるのですが、日本語のチュートリアルがないのでとりあえず触ってみました。
〇HairToolsを使う。
[A]キー+[Shift]キーでUV球を作成して頭に合わせて配置し、下部を削除します。
頭頂部の頂点を削除します。
最上部の頂点を選択し、[メッシュ]→[シェーディング]→[頂点をシャープに]を選択して頂点にシャープを付けます。
髪の形に合わせて最下部の頂点を選択し[E]キー→[G]キー+[Z]キーでメッシュを伸ばします。
前髪と別の髪を分けます。 前髪にしたい辺を選択します。
[P]キーでメッシュを分離します。これで前髪とそれ以外の髪で別オブジェクトに変わります。
また、側面、後頭部の髪を選択しY軸で対象に半分のメッシュを削除します。
[HairTool]のタブを選択し[Curves from grid surface]を選択することで髪を作成します。
[HairTool]を適応すると新たなタブが開きます。
[半径]を変えることでその名の通り髪のオフセットが変わります。
[Strands Count]の値を変えることで生成される髪の毛の束であるメッシュの数が変わります。。
[Points par strand]は髪に入る制御点の数になります。 数が多いほど細かく滑らかに髪がカーブしますが、編集が難しく、逆に少ないことで編集は楽ですが直線的な髪になります。
髪の流れを作成できたら[Add Profile]を選択します。
これによってメッシュへと変化します。
最後に[Material /UV Refresh]を選択することで髪のテクスチャとマテリアルがアタッチされます。
HairToolで作成された髪は制御点で細かく編集することができます。これでとりあえずHairToolを使用できました。
制御点を手動で弄ったので実はHairToolでもっと便利な機能があるとは思うのですが、このような髪を簡単に作れました。
引き続きHairToolに関しては調査して深堀をしていきます。