先日Blenderでリアルな髪を再現する[HairTool]を導入して軽く触ってみました。
今回はHairToolで作成した髪を変更します。
〇HairTool for Blender
[Hair Tool for Blender]は髪を作成することに特化した有料アドオンです。(2021年1月現在40ドル)
このアドオンを使用することで従来より簡単にポリゴンでの髪のモデリングが可能です。
前回は簡単に触ってみて次の画像の状態まで作成しました。
〇髪色
BlenderではMaterialタブで色を変えることができます。
これはUnityと同じようにShaderとMeshがマテリアルによって紐づいており、Shader側で提供されているパラメータを弄ることで色を変えています。
HairToolで作成された髪はHairToolのShaderが使用されているため、デフォルトでプロパティから色を変えることができません。
これはHairToolで提供されるマテリアルのShaderに色の情報を変更するプロパティが用意されていないためです。
Blenderの上部ワールドタブから[Shaering]を開きます。
これはBlenderのShaderに関する設定です。 BlenderではUnityのようにShaderLab言語で記述するのではなく、ノードをつなぐことで作成することができます。(もちろんcodingもできます。)
HairToolでは画像の情報をHairToolのShaderに渡しています。
まずはこの画像を次のものに差し替えます。(白バックなので見えにくいです。クリックしてください)
デフォルトでは黒い髪でした。今回画像にカラー情報を渡すため白色にしました。
次は赤枠のノードをクリックします。
これによって一括りにされていたノードが展開してカラープロパティを弄れるようになります。
[HairColor]のカラープロパティは髪色のベースカラーになります。
[HairShaderMain]の[MetalicColor]は反射色になります。
[SpecColor]は光によって反射した髪色を指します。
カラーを編集します。
これによって任意の髪色に編集可能です。
以上でHairTool for Blenderで作成した髪の色を変更できました。