昨日はBlenderでノンリニアアニメーションを触りました。
Blenderでは、タイムラインにキーフレームを登録してアニメーションを作成します。これは単一の動き(例:回転、移動)には有効ですが、複数の動作(歩く+しゃがむなど)を組み合わせるには不便です。
ノンリニアアニメーション(NLA)を使用することで時間軸に沿った単一の動きではなく、複数のアクション(=アニメーションの塊)をストリップとして管理・編集できる手法です。これによって歩く・しゃがむ・ジャンプなどを自由に組み合わせ可能になります。
例えば下図のようにScaleとRotationのアニメーションを登録しておけば、順番を入れ替えたり、アクションの速度を変えたりすることができます。
しかし、このままではScaleのアニメーションの後にRotationのアニメーションが行われる。もしくはその逆しか行うことができません。
今回は2つのアニメーションを混ぜ合わせていきます。
〇アクションのブレンド
アクションを選択し、右クリックから複製を選択します。
これによってストリップが増えます。
Rotationのアクションを選択しアクティブストリップ
から外挿
をなし
に設定します。
この値はキーフレームとして登録されているアクションのレンジ(範囲)を超えてそのアクションの最初と最後のフレームのパラメータが保持されるか?を設定します。
デフォルトの保持であれば、Rotationのアクションがのみ優先されScaleのアクションは実行されません。
外挿
の値を前方保持
にすることでストリップ後にパラメータを維持するという設定もできます。
最後にRotationのアクションのブレンド方法
を加算
に設定します。これによってScaleとRotationのアニメーションが混ざります。
以上がノンリニアアニメーションの合成になります。本日は以上です。