夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

Blenderで複数のアニメーションを組み合わせる(ノンリニアアニメーション)その②

本日はBlenderモデリング枠です。

昨日はBlenderノンリニアアニメーションを触りました。

redhologerbera.hatenablog.com

Blenderでは、タイムラインにキーフレームを登録してアニメーションを作成します。これは単一の動き(例:回転、移動)には有効ですが、複数の動作(歩く+しゃがむなど)を組み合わせるには不便です。

ノンリニアアニメーション(NLA)を使用することで時間軸に沿った単一の動きではなく、複数のアクション(=アニメーションの塊)をストリップとして管理・編集できる手法です。これによって歩く・しゃがむ・ジャンプなどを自由に組み合わせ可能になります。

例えば下図のようにScaleとRotationのアニメーションを登録しておけば、順番を入れ替えたり、アクションの速度を変えたりすることができます。

しかし、このままではScaleのアニメーションの後にRotationのアニメーションが行われる。もしくはその逆しか行うことができません。

今回は2つのアニメーションを混ぜ合わせていきます。

〇アクションのブレンド

アクションを選択し、右クリックから複製を選択します。

これによってストリップが増えます。

Rotationのアクションを選択しアクティブストリップから外挿なしに設定します。 

この値はキーフレームとして登録されているアクションのレンジ(範囲)を超えてそのアクションの最初と最後のフレームのパラメータが保持されるか?を設定します。

デフォルトの保持であれば、Rotationのアクションがのみ優先されScaleのアクションは実行されません。

外挿の値を前方保持にすることでストリップ後にパラメータを維持するという設定もできます。

最後にRotationのアクションのブレンド方法加算に設定します。これによってScaleとRotationのアニメーションが混ざります。

以上がノンリニアアニメーションの合成になります。本日は以上です。