本日はBlender枠です。
Blenderには様々な機能がありますが、デフォルトでサポートされていない機能を追加する独自のアドオンシステムが採用されています。
これによって無限の可能性を提供するとともにBlender Marketなどでは販売したアドオンの利益の一部がBlender開発に当てられることでコミュニティの促進だけでなくBlenderの継続的開発にも貢献しています。
今回は数あるアドオンの中でもっとも有名なアドオンの一つであるTexToolsの機能を使用します。
〇環境
・Windows11PC
・Blender4.5
〇TexToolsとは?
TexToolsはBlenderでのUV編集やベイク作業を効率化するための無料アドオンです。
元々は3ds Max向けに開発されたツールの様ですが、Blender版も有志によって公開されており、UVマッピングやテクスチャ作業を直感的かつ高速に行えるようになります
アドオンは以下のReleaseページで入手できます。
筆者自身は別のツールを使用していたことや既存のBlenderの機能に満足していたので、当然知ってはいたものの実は今まで触ったことがありませんでした。
〇TexToolsを使用してUVメッシュを作成する
今回TexToolsに興味を持ったきっかけとしてTexToolsのUVメッシュ機能があります。
UVメッシュとはUV展開の様子をメッシュ化してくれる機能です。 現在筆者は教育機関で指導を行っている身ですが、初学者にとって一つの壁となるのがUVです。 UVメッシュを活用できればより指導が行いやすいと可能性を感じました。
TexToolsを導入した場合UV編集ウィンドウのサイドタブにTexTools
が表示されます。
オブジェクトモードで対象のメッシュを選択している状態でMesh UV Tools
の項目からCreate UV Mesh
を選択します。
これによって新しいメッシュが作成されます。
新たに作成されるメッシュはUV編集画面のUVと一致しています。これがUVメッシュです。
このメッシュにはシェイプキーが設定されており、UVのシェイプキーのパラメータを変えることでまるでペットボトルのラベルをはがすように元の立体形状からUVアイランドの2D状態に移行します。
本日は以上です。
教育目的で使用する場合UVのシェイプキーパラメータをアニメーションすれば簡単に作れそうですね。