夜風のMixedReality

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MayaのPythonで外部ライブラリを使用する

本日はMaya、Python枠です。

先日Blenderで仮想環境を立て外部ライブラリを使用しました。

redhologerbera.hatenablog.com

今回はMayaでも同様に外部ライブラリを使用していきます。

Mayaの場合は公式ページでドキュメントを見つけることができたのでこれをもとに行っていきます。

help.autodesk.com

〇環境

Windows 11PC

・Maya2024

・Anaconda Prompt(anaconda3)

〇MayaのPythonバージョン

仮想環境を立てる前にMayaのPythonバージョンを調べます。

スクリプトエディタで次のコードを打ち結果を確認します。

import sys
print(sys.version)

筆者環境では次のログが得られました。

3.10.8 (tags/v3.10.8:aaaf517, Oct 11 2022, 16:50:30) [MSC v.1933 64 bit (AMD64)]

よって3.10.8のバージョンが使用されていることが確認できました。

〇Anacondaを使用した仮想環境の構築

①Anacondaで次のコマンドを実行して仮想環境を作成します。なおPythonのバージョンとしてMayaと一致させ3.10.8を使用しています。

conda create -n maya-test-env python=3.10.8 

②作成した環境を有効化します。

conda activate maya-test-env

③任意のライブラリをインストールします。

pip install music21

ここではmusic21をインストールしています。

デフォルトのAnacondaのインストールパスの状態ではC:\Users\(ユーザー名)\anaconda3\envs\maya-test-envに環境が作成されます。

〇Mayaの環境パス

Mayaの場合はMaya.envというファイルでパスを管理することができます。

通常はC:\Users\(ユーザー名)\Documents\maya\2024に存在します。(Maya2024の場合)

メモ帳などで開いてAnacondaで作成したパスを通します。

次のようになります。

C:\Users\(ユーザー名)\anaconda3\envs\(仮想環境名)\Lib\site-packages

Mayaを再起動することで仮想環境にインストールしたPythonライブラリを使用できるようになります。

本日は以上です。

Maya.envのおかげでBlenderよりもより仮想環境が使用しやすい印象を受けます。