MixedRealityToolKit(以下MRTK)にはExamplesというデモサンプル集が含まれています。
Examplesを理解すればMRTKの機能の使い方を学習することやノンコーディングでのアプリ開発が可能になります。
今回は前回に引き続きUX/Collections/ObjectCollectionExamplesを見ていきます。
前回の記事はこちらです。
〇MRTKのドキュメント
前回シーン内を見てどのような機能なのかは理解できました。
今回MRTKのドキュメントを見て理解を深めます。
ドキュメントは以下にあります。
※こちらの記事ではMRTKのドキュメントの画像を一部使用しています。
〇概要
MixedReality ToolKitのオブジェクトコレクションは、オブジェクトの配列を事前定義された3次元形状にレイアウトするのに役立つレイアウトコントロールです。
オブジェクトの半径とサイズ、オブジェクト間のスペースを調整できます。
オブジェクトコレクションはUnityの2D及び3Dのオブジェクトをサポートします。
〇Object Collection Scripts
・GridObjectCollection.csは円柱、平面、球、放射状の表面タイプをサポートしています。
・ScatterObjectColletion.csは散在するスタイルのコレクションをサポートしています。
・TileGridObjectCollection.csはGridObjectCollectionに追加のオプションを提供しています。
〇Object Collectionの使用方法
コレクションを作成するには
①空のGameObjectを生成しObjectColletion.csを割り当て、任意のオブジェクトをGameObjectの子供として追加します。
②インスペクターパネルのUpdateをクリックしオブジェクションコレクションを生成します。
③選択したタイプに従ってオブジェクトがシーンに配置されます。
UpdateCollectionはスクリプトからもアクセスできます。
〇オブジェクトコレクションの例
・ObjectCollectionExamples
サンプルシーンにはオブジェクトコレクションタイプの様々な例が含まれています。
・元素周期表
MRDL_Unity_PeriodicTable HoloLens
オブジェクトコレクションの仕組みを示すサンプルアプリです。
オブジェクトコレクションを使用して3D要素ボックスを様々な形状でレイアウトします。
プロジェクトはこちらで公開されています。
〇ObjectCllectionタイプ
・3Dオブジェクト
オブジェクトコレクションを使用して、インポートした任意の3Dオブジェクトをレイアウトできます。
以下の画像は、コレクションを使用した3D椅子モデルオブジェクトの平面レイアウトと円柱レイアウトを示しています。
・2Dオブジェクト
オブジェクトコレクションは、2D画像から作成することもできます。
たとえば、複数の画像をグリッドスタイルで配置できます。