夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLens 2が公開されてからリリースされるまでのイベント 前半

先週の木曜日HoloLens 2を注文してから一週間がたちました。

HoloLens 2が一般で購入できるようになった日から一週間がたったのでHoloLens 2が発表されてからこれまでを振り返ってみたいと思います。

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☆HoloLens 2が発表されてから今日まで

パブリックビューイング

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HoloLens2は2019年2月25日(日本時間)の夜明け前に、Kinectの新型であるAzureKinectとともに発表されました。

hololens.connpass.com

筆者は品川のMicrosoftで行われたパブリックビューイングと呼ばれるリアルタイムに発表を完成するイベントに参加し、25日0時(夜)集合というスケジュールにかかわらず熱狂的なHoloRangerとともに眠れない時間を過ごしました。

ここでHoloLens 2のプロモーション映像とともにJulia Schwarzさんが登場し、HoloLens1stとは全く異なるHandgestureを用いたデモで機能と実機が発表されました。

イベントでは事前にリークされていたHoloLens2(?)を基に3Dプリンターによる自作HoloLens2を作成している方もおり、とても盛り上がったのですが、特に盛り上がったのが以下の機能が発表された瞬間でした。

フリップアップ

・HandTracking を使用してピアノを演奏する場面

・アイトラッキング

 HoloLens1 stでは頭の方向に対して伸びるGazeと人差し指を立て倒すAirTapのジェスチャーによって操作を行っていました。 これは操作が慣れるまで非常に難しく視野角の小ささもあり、HoloLensの魅力を初体験の人に伝えるための大きな壁にもなっていました。

 発表イベント当時でも『どのようなHoloLensが登場するか?』という予想が行われており、多くのHoloRangerが『視野角Up』『軽量化』という予想をしていました。

 また、どのタイミングでHoloLens の新型が登場するかも不明だったため『実はiPhoneのように胸ポケットから取り出すのではないか?』といった演出面でのサプライズの予想もありました。

発表のイベント開始が日本時間午前2時だったので余興として「私とHoloLens」という自分自身とHoloLensに関するストーリーをシェアするプチ企画も行われました。

〇MRDevDay

5月の日本ではGWにシアトルのMicrosoft本社行われた開発者向けのイベントです。

日本からも50名近くが参加したと聞いています。

ここで世界で初めて開発者が用意されたHoloLens 2を体験するだけではなくアプリ開発を行う機会となりました。

www.kdl.co.jp

www.kdl.co.jp

上記は神戸を中心に活動されている方の記事になります。

〇本社チーム来日HoloLens Meetup

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2019年7月、パブリックビューイングでHoloLens 2のデモを行ったJuliaさんをはじめとしてHoloLensチームの方々が日本に来日し記念のイベントが行われました。

そこで日本では初のHoloLens 2実機によるデモが行われました。

実機はおさわり禁止でしたが、ミラーリング(HoloLens 2の見ている目線をリアルタイムで表示する)によってパブリックビューイングで行われたデモの再現が行われました。

HoloLens シリーズは開発者向けのデバイスのため未開拓の要素を多く含んでおり、HoloLens 1stでも映像などで発表されているものの実際はできないアプリなどもありました。

例として、Minecraftがあります。

www.youtube.com

 この映像は5年ほど前のE3 2015プレスショーものですが、Minecraftの世界が現実空間に立体視で浮かび上がり、操作するだけではなく雷を落としたりといったことを行っています。

 同様の体験はHoloLens 関連の記事で数店あり技術的にも可能と思われますが、実際のHoloLensユーザーがMinecraftを使用する際は2Dウィンドウのみで、空間に配置することはストアなどでリリースされているMinecraftではできません。

 このように発表された内容と実際のものとでは異なる場合が多々あります。

HoloLens 2で最も注目を浴びていたHandTrackingの精度と視野角に関して実際にデモで行われたものと同じ精度で使用できるのかという疑問がありましたが、ミラーリングとはいえ実際に目の前で(事前の仕込みなしに)行われたデモに多くのHoloRangerが歓喜を上げました。

 また、このイベントではJuliaさんだけではなく同じくMRTKチームでType In SpaceなどのアプリをリリースされているYoon Parkさんも登壇され、イベント終了後は雑段階で実際に会話を行うことができました。

〇MRTKチームとのミーティング

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 前述の本社チーム来日HoloLens Meetupの際の縁で私はアメリカ合衆国ワシントン州にあるMicrosoft本社でMRTKチームの方とミーティングの機会を頂きました。

 JuliaさんYoonさんをはじめとしてHoloLensコミュニティのお父さんとも呼べるJesseさんやMRTKStandardShader等を担当されているCameronさんともお話しできました。

 ここでは本社のMRTKチームの方々がMRTKやHoloLensに関するフィードバックを求めていることをお話しされていました。

 #MRTK #HoloLens2 のタグは常にチェックしているようです。

 またこの時に私はHoloLens 2を初めて体験しました。ここではMRTK ExampleHubとSurfacesを体験しました。

redhologerbera.hatenablog.com

 この時はまだ初期ロットであるため『最終製品版ではない』という前提で体験させていただきましたが、HandTrackingの精度の高さには驚かされました。

 また、HoloLens 2に関するMRTKのアドバイスなどを教えていただきました。

  redhologerbera.hatenablog.com

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(いま改めて過去の記事を掘り返したら全編でレポート終わってしまっていましたね(続きも書かねば))

明日は後編のイベントに関する記事を書きます。