夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLensの故郷へ行ってきた! その③ Microsoft本社と人々 中編

 2019年8月26日から9月6日までアメリカ合衆国ワシントン州にあるレドモンドという町へ行ってHoloLensに関する特別な旅をしてきました。 f:id:Holomoto-Sumire:20191121084312j:plain

 初めての一人海外旅だったので見るものすべてが初めてのもので多くのことを学びました。

 また、HoloLensの製品開発チームの方々とお会いしお話しすることができ、次の何かへの新たなスタートラインへ立てた貴重な体験でした。

 前回から数回にわたって私の体験を残しています。

 前回の記事はこちらです。

redhologerbera.hatenablog.com

〇シアトル・レドモンドで出会った人々

   一人旅の多くの時間を現地の人々との交流の時間で過ごしました。

 ほぼすべての人とのコミュニケーションで英語であったため、うまく伝えられない場面もありましたが、まず感じたことは会う人会う人みな優しいということです。

 ノープランでシアトルへ行き、おすすめのお店やスポットを聞きながら街を歩きましたが、声をかけた人みな足を止めてくれ、片言の私の英語を聞き取ってくれ、うまく伝わらなくてもスマートフォンの翻訳アプリで聞き取ろうとしてくれたり、お店まで一緒についてきてくれたりと、暖かさが伝わる交流をしました。

 また、レドモンド-シアトル間のバスで料金がわからなかった私は(SuicaのようなICカードがあるらしいのですが、手に入れることができなかったです。)「3$で足りますか?」と運転手さんに聞いたところ「Do not worry! You don't have to worry about anything(あなたは何も心配しなくていいですよ!)」と料金を受け取らず私を目的地でおろしてくれました。

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バスから見た青く輝くワシントン湖

 途中で入ったスターバックスの店員とは「I from Tokyo in Japan! This is my first international trip」と言ったところ日本のスターバックスと本場のスターバックスはどう違う?ということを聞かれ5分ほど話をしました。

 どこでもお店に入ると、当然ですがメニューはすべて英語です。    また、店員さんもメニューを理解する間もなくすぐに「何にしますか?」と聞かれるので、どのお店でも「I want some cold drink. Please tell me your recommended drink(冷たいものが飲みたいです。お勧めの飲み物を教えてください)」と聞いていたところ、お店ごとのおすすめや「How are you feeling today?」、「Do you like ○○?」と聞かれ、とても良いコミュニケーションになりました。

 お店や店員さんごとに違う飲み物が出てくるので、とてもいい経験ができました。

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日本にはないテイストのストロベリーティー
 

 前回記事で紹介したAda`s technical books and cafeの店主さんも気前の良い方で、おすすめの紅茶があまりにも美味であったため感想と一緒におかわりを注文したところ、「こっちも試してみて!」と別のテイストのおすすめの紅茶をいれてくれました。

 日本に比べてレジや注文してからの待ち時間が異常なほどに長いですが反面、店員同士やお客さんとのやコミュニケーションを大切にする空気を感じました。

〇トラブルを救ってくれたステキな人!

 10日の旅でHoloLensチームの方々との時間は2日間あったのですが、残りの時間も私のHoloLensとともにMicrosoft社のキャンパスを歩く時間は多く、多くの人々と出会いました。

 ある日、HoloLensとともにキャンパス内の空気を感じていた時突然の空腹と、のどの渇きに襲われました。

 時差ぼけというのもあるのですが、9月のレドモンドの空気はとても乾燥しており体調を崩してとても困りました。(食堂などの建物に入るためには社員の方の社員証が必要なのです。)

 たまたま目が合った方に声をかけて事情を頑張って英語で説明したところ、彼女は「OK!」とだけ言い私を食堂のあるCommonsへ入れてくれました。

 それだけでもうれしいのに簡単におすすめの食べ物を紹介してくれたあと、私が手に取ったサンドウィッチを自分のクレジットカードを出して支払ってくれようとしたのです。

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嬉しくて涙が出たサンドウィッチ

 果たして自分が日本で、自社の敷地内とはいえ困っている海外から来た人を見て、案内だけでなく自分のお金を出せるだろうか?

 そのあとSNSを交換して知ったのですが、彼女はxRやAIそれらを用いた教育に取り組まれている社員の方のようで、お礼のメッセージに日本語で返してくれました。

 私のHoloLensアプリケーションにも興味を持ってくれましたが、残念ながらタイミングが合わず体験していただくことはできませんでした。

 しかし、親戚の方が日本にいるらしく「来年の東京オリンピックでは来日する!」と言っていたので、またお会いできる日が楽しみです!  

〇レッドモンドで働く牛尾さん

 「自分はプロフェッショナルになりたい」  

 この言葉を聞いた時、私は強いあこがれを抱きました。

 彼はMicrosoftで働く牛尾 剛さん(https://twitter.com/sandayuu)

 10日間の日程では多くの方と出会い様々な時間を過ごしましたが、現地に住む日本の方と話す機会は貴重で、とても多くの話をできました。

 

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牛尾さんと語り合ったシアトルのスターバックス

 私は1年前、HoloLensと出会ってからITのこの世界に入ったので、会う人会う人が先輩であり、先人であり、巨人であるのですが、日本からアメリカへ引っ越しITの最先端を切り開きながら「自分はプロフェッショナルになりたい」と高みを目指すその心に、私もHoloLensやそれらに関連する技術を身に着け磨いて、それでもなお上を見続ける人でありたいと強い尊敬と憧れを感じました。

 日本との働き方や文化の違い、過ごしやすいところ、困ったところ、技術的なこと夢、多くのことを語りました。

 次にアメリカへ行くことが合ったらまたコーヒータイムを過ごしたいですし、牛尾さんに「これ作りました!」って胸を張ってお見せできるアプリを作りたいです。

 その時お仕事終わりに「ギターのレッスンを受けてくる!」と言っていましたが、牛尾さんのブログを見てみるととても素敵な記事がありましたのでこちらでも紹介します。

 

simplearchitect.hatenablog.com