夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLensMeetup で登壇してきました。

本日はイベント登壇記録です。

2020年4月23日にオンライン上でHoloLensMeetupが開催されました。

 

hololens.connpass.com

日本全国、そしてアメリカから系10名ほどのHoloRangerの一人として登壇してきましたので内容をまとめます。

〇HoloLens Meetupとは?

 今回は新型コロナウイルスの関係で、バーチャルSNSツールであるCluster上でののオンラインイベントになりました。

 そのおかげで、日本全国400名を超える参加者でとても素晴らしいイベントになりました。

 なんとアメリカから参加されている方もいました。

www.youtube.com

 今回話した内容は次になります。

〇HoloLensでSF世界を作ろう!

 今回KumaMCN枠(熊本枠)で登壇しました。

 私の一つ前にKumaMCNのリーダーガチ本さん( https://twitter.com/sotongshi )が熊本のコミュニティKumaMCNの紹介をされてその流れで登壇させていただきました。

 このブログで勉強しながら記事にしてきたことをまとめてみました。

 ●話したこと

 ・MRTKStanderdShaderを使おう!

 ・PulseShaderは幻想的!

 ・AzureKinect×HoloLensでスターウォーズの世界を作ろう。

〇MRTKStanderdShaderを使おう!

●MRTKStanderdShaderとは?

 MRTKに同梱されているHoloLensなどMixedRealtyデバイスに最適化されたShaderです。

 UnityにもStanderdShaderが含まれています。これを用いると金属感や透明度、反射など様々な表現ができますが例えば、光の影響消したいよ!(UIなどで)でというときはUnlitShaderへ切り替えたりなど複雑な表現を行いたい場合はShaderを切り替える必要があります。

 MRTKStanderdShaderの場合、光の影響をオンオフするUnlit含め非常に多くの表現が行えます。

 これらはチェックボックスを有効化することで必要な機能を使用することができます。

 MixedRealityToolkitのExamplesにMaterialGalleryという名前のシーンでMRTKStanderdShaderでできる表現のサンプルがあります。

redhologerbera.hatenablog.com

今回は本ブログでも記事にしていたオリジナルUIを作ってMRTKStanderdShaderと組み合わせてみた!ということも紹介しました。

youtu.be

こちらは

github.com

でMITライセンスで公開していますので(今後もアップデート予定)ぜひ見ていただけたらと思います。

〇PulseShaderが幻想的

 PulseShaderはMRTKStanderdShaderと同じようにMRTKに同梱されているShaderになります。

 PulseShaderにはSR_TrianglesShaderとHandTrianglesShaderの2つがあります。それぞれ以下のような違いがあります。

 ・SR_TrianglesShader→SpatialMappingのMeshに対してパルスを走らせることができる。

 ・HandTrianglesShader→HoloLens 2でのHandTracingでのMeshの表示に使用されるShaderです。

 今回HandTrianglesShaderを用いて、様々な表現ができることを紹介しました。

  redhologerbera.hatenablog.com

redhologerbera.hatenablog.com

redhologerbera.hatenablog.com

cluster では、コメントがスクリーンに流れていつでも見れるようになっているのですが、思ったよりPulseShaderが知られていなかったようで魅力を紹介できたと感じます。

〇AzureKinect×HoloLensでスターウォーズの世界を作ろう。

・AzureKinectとは?

 AzureKinectとはHoloLensにも技術が継承されているDepthカメラであるKinectシリーズの最新盤です。

 2019年2月HoloLens 2と同時期に発表され、米国・中国国内で2019年夏に発売、日本ではこの春に発売が開始されました。

 AzureKinectはDepthデータをもとに点群を取得することができます。 今回AzureKinectで自撮りしたデータをOBJ.sequence形式で書き出してたものを元にPulseShaderを用いたマテリアルをアタッチすることでスターウォーズに出てくるようなホログラムを作成しました。

AzureKinectに関してはまだ勉強中でブログ記事にしていないので、落ち着いたらこの辺りもブログで紹介したいです。

youtu.be

〇まとめ

 今回のイベントはオンライン上であるため、実際に人と人がMeetupすることが難しい空間でした。 しかしオンライン上であるからこそ、場所を選ばずHoloRangerの心と心でMeetupが行えたのではないかと感じます。

 今回最後にアメリカのレドモンドから去年お会いしたMS本社HoloLensチームのYoonさん(https://twitter.com/cre8ivepark)の登壇がありました。   dongyoonpark.com

  redhologerbera.hatenablog.com

redhologerbera.hatenablog.com

 現地時間朝4~5時からの登壇ですが、MRTKの新機能などを紹介されており、こちらも勉強してまとめたいと思います。

 2020年春現在新型コロナウィルスの影響で、人と人との物理的なつながりの場がなくなっている中でこういった世界中と心と心でつながれる素晴らしいイベントが開かれることは素晴らしく感じます。

 このHoloLensの熱をこのブログはじめ自分自身でももっと広めていければ嬉しいです。

 最後に企画、運営をされているコミュニティHolomagiciansの方々に感謝します。