夜風のMixedReality

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Blenderのアニメーションツールについて触る。

本日はBlender枠です。

Blenderのアニメーションを設定する方法としてタイムラインにキーフレームを打ち込む手法がデフォルトで用いられます。

しかしアニメーションように使用できるのはタイムラインだけではなくドープシートグラフエディタドライバーノンリニアアニメーションも使用できます。

今回はこちらでできることを見ていきます。

〇タイムライン

タイムラインはデフォルトで使用されているツールです。

キーフレームを設定し、アニメーションの再生、編集を行うことができます。

〇ドープシート

ドープシートはキーフレームの鳥瞰図を表示します。

ここでいう鳥瞰図とは、次の図のようなものを指します。

全体のオブジェクトに対してどのタイミングでどれがどのようにアニメーションをしているかが一覧としてみることができるため、用途としては複数オブジェクトによるアニメーションを管理する場合に便利です。

Blenderドキュメントより引用

〇グラフエディタ

グラフエディタはアニメーションのスピードの緩急制御、ループなどキーフレームを補完する際の細かい調整が可能です。

例えば次の画像の例ではスケールがキーフレーム間で遷移しているアニメーションの例ですが、一次関数状の等速変化ではなく、なだらかに着地するように次のキーフレームへ変異していることがわかります。

拡大することで等速ではなく滑らかにキーフレーム間を変化していることがわかる

グラフエディタ上で値を変異させることで緩急をつけることができます。

またグラフエディタ上でパラメータを選択し右クリックから補間モードを設定することで正確な曲線を設定することもできます。

次の例ではリニアを選択し、一直線上に等速変異するようにしています。

最初にタイムラインでキーフレームを設定し、細かい変異をこちらで調整するという利用法が想定されています。

〇ドライバー

ドライバーはパラメータの変異を数式を使用した条件で動かす場合に用いられているようです。

docs.blender.org

qiita.com

使用するためには設定したいパラメータの上で右クリックをしてドライバーを追加を選択します。

これによってドライバーエディタに数値が追加されます。

最初は上向きの直線となりますが、これはまだ時間軸(横向き軸)が設定されていないためです。

右側に表示されるプロパティからキーフレームやパラメータを設定することで直線が変異します。

利用法としては例えば物理シュミレーションなどキーフレームではなく外部の法則に基づいて変化する場合に便利そうです。

ノンリニアアニメーション

ノンリニアアニメーションは一度作成したアクション(アニメーション)を再利用できる機能です。

複数のアニメーションを組み合わせることでより複雑な表現を行うことができます。

例えば、移動、回転という2つのアニメーションを同じタイミングにせってすることで移動しながら回転するような動きを作成可能です。

複数のアニメーションを使用して影響のパラメータによってどのくらいそのアニメーションの影響を受けるかをブレンドすることができます。


簡単にまとめていきましたが本日は以上です。

今までタイムライン以外はメインで使用することはなかったので今後活用していきます。