本日はチュートリアル枠です。
今回自分が3年前HoloLens に初めて触れ右も左もわからない中開発を行った頃の自分に向けてチュートリアルを作成します。
今回は応用編第三回目です。
〇Candy Rock Star
[Candy Rock Star]は[ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン]が開発者向けに提供しているユニティジャパンのキャラクター[ユニティちゃん]が音楽に合わせてダンスを踊るというデモパッケージです。
現在この[Candy Rock Star]をHoloLensで動かすことを目的に進めています。
第一回では[Candy Rock Star]をダウンロードしてUnityで展開しました。
第二回目に当たる前回は[Candy Rock Star]をHoloLens用に再構築しました。
今回はHoloLens用のパッケージを導入してシーンの構築を行います。
〇HoloLensでユニティちゃんを地面に立たせる。
今までの実装でHoloLens 2実機でユニティちゃんのダンスを見ることができます。
しかしこのままでは壁をすり抜け、地面から足が浮き、とMixedRealityな表現を全く生かせていません。
本日はユニティちゃんを地面に立たせます。
①SpatialAwarenessを有効にします。hierarchyウィンドウから[MixedRealityToolkit]を選択します。
②インスペクターウィンドウからMRTKの構成をクローンします。
③サイドタブから[SpatialAwareness]のタブを選択し[Enable SpatialAwareness]にチェックを入れ有効化します。
④[ProjectSettings]から[PlayerSetings]の[PublishingSettings]にある[Capabirilty]の項目から[SpatialParception]にチェックを入れ有効化します。
以上でアプリ内でSpatialAwarenessが有効化されます。
次にユニティちゃんを床に立たせます。
⑤ユニティちゃんのオブジェクトを選択し(Candy Rock Star)インスペクターから[CapsuleCollider]コンポーネントを追加します。
⑥[CapsuleCollider]コンポーネントの[Edit Collider]のアイコンをクリックし、シーンビューに表示されるコライダーをマウスで操作し、ユニティちゃん全単体が収まるように設定します。
⑦[Tap To Place]コンポーネントを追加します。このコンポーネントは選択したオブジェクトをSpatialAwarenessで生成したMesh上に配置するコンポーネントです。
デプロイして実機で確認します。
以上で床の上で踊らせることに成功しました
