本日はBlenderモデリング枠です。
今回はBlender Launcherで使用できるBlenderのバージョンの管理を行います。
先日Dynamic Pine Biomesアドオンを試しました。
このアドオンはBlender3.4以降のみに対応しており今回はBlender 3.4を導入するにあたりもう使わないプロジェクトのアンインストールも行いましたので紹介します。
〇Blender Launcherとは?
Blender Launcherは複数のBlenderバージョンを一つのアプリケーションで管理するツールです。 redhologerbera.hatenablog.com
UnityHubなどのようなHubツールのイメージを持っています。
通常Blenderでは1台のPCに複数インストールすること自体はできますがデフォルトで起動するバージョンは最後にインストールしたバージョンになります。
Blender自体複数のバージョンを使用することは使用しているアドオンなどの対応状況によっては必要になってくるのですが、複数バージョンを運用するさいに生じる扱いづらさを解消し、一つの管理ツールとして使用できるのがBlenderLauncherです。
〇Blender Launcherを使用して任意のバージョンのBlenderのインストール
①Blender Launcherを起動します。
起動時の画面にはPCに導入されているBlenderのバージョンが一覧表示されており、LaunchをクリックすることでそのバージョンのBlenderを起動することができます。
②別のバージョンのBlenderをインストールする際にはDownloadsタブを選択します。
最初読み込みが行われるまでは何も表示されていませんが、利用可能なBlenderバージョンが読み込まれ一覧表示されます。
必要に応じて左サイドタブからBlenderの属性を選択します。
・Stable
デフォルトで表示されているStableは安定したバージョンという意味で主に大きなバグがないorバグが解消されているバージョンやLTSバージョンが表示されます。
特に理由がない限りStableからのダウンロードが推奨されています。
・Daily
Dailyは本日時点でリリースされたバージョンを検索する機能です。
Blenderはオープンソースで開発されているためこのような機能はBlender開発者にとって役立つため提供されていると予想しています。
・Experimental
Experimentalはその名の通り実験的Blenderのバージョンが並びます。
他との違いはBranch名が表示されており、開発者に対してわかりやすいような形がとられています。
③任意のバージョンのBlenderを見つけDownloadボタンを選択することでインストールを行えます。
ダウンロード完了後は起動時の画面に並びます。
〇BlenderLauncherで古いバージョンのアンインストール
次にアンインストールを紹介します。
①アンインストールしたいバージョンを起動時の画面から選びます。
今回は3.x系で3.2は不要なため3.2をアンインストールしていきます。
②アンインストールしたいバージョンを右クリックで選択しDelete From Driveを選択します。
これによって今回の場合では3.2はアンインストールされ一覧から消えました。
基本的にBlenderのデータはバージョンを越えて使いまわすことができます。
ただしそのバージョン固有のデータがある場合使用できなくなるため確認したうえでアンインストールは行ってください。
本日は以上です。