本日はBlenderモデリング枠です。
先日BlenderMarketより面白そうなアドオンがリリースされていることを以下のサイト様の記事で知りました。
今回はこちらのアドオンを試してみたいと思います。
〇Dynamic Pine Biomesとは?
Dynamic Pine BiomesはBlender3.4以降で動作可能な森などの環境構築アドオンになります。
BlenderMarketでは35$で販売されています。現在Blender Marketではセールが行われており26.25$で入手しました。
購入後にDynamic Pine Biomes.blendをダウンロードします。
〇導入
①任意のBlenderファイルを開きます。
今回は次のシーンを使用します。
②上部ワールドメニューファイルからアペンドを選択します。
③ダウンロードしたDynamic Pine Biomes.blendを選択します。
④Collectionを選択します。
⑤ALL Pine Biomes PSCを選択します。
これによってDynamic Pine Biomesが自身のプロジェクトにインポートされました。
〇Dynamic Pine Biomesを使用する
①地面を配置します。ここではPlaneを配置しました。
②Planeにモディファイアとしてジオメトリノードを追加します。
③データブロックとして01 Scatter Forest PSCを選択します。
これによってPlane上に木が生えます。しかしこの状態では見た目がおかしいことがわかります。
④Ctlrキー+Aキーを選択し全トランスフォームを選択しオブジェクトの大きさを正規化します。
これによって木がまっすぐ立つようになりました。
⑤モディファイアの設定から木のディティールをいじることができます。
これによって次画像のような情景を簡単に作成できます。
〇頂点カラーでカスタマイズする
Dynamic Pine Biomesは頂点カラーを使用してペイントする感覚で植林を行うことができます。
頂点カラーは頂点ごとに指定する色のため使用するためには細分化を使用して頂点を増やしておきます。
①メッシュプロパティからカラー属性に新しいスロットとしてpsc_biomesを追加します。
②ジオメトリノードモディファイアからUse Color Maskを1に設定します。
③Blenderのモードを頂点ペイントへ切り替えVertex Mask Colorで指定されている色と同じ色でペイントを行います。
これを使用することで例えば二種類の環境を再現するなど様々な応用を聞かせることができます。