本日はBlender枠です。
先日Blender4.0が正式リリースしました。
今回はBlenderLauncherを用いてBlender4.0を自身の環境に導入して生きます。
〇Blender Launcherとは?
Blender LauncherはBlenderの公式機能ではなくコミュニティが開発、提供しているサードパーティーツールになります。
Blender LauncherはBlenderのバージョンやリリース、インストールorアンインストールなどを一括管理するツールになります。
通常BlenderではWindowsの場合スタートメニューからBlenderという名前で実行できます。
この時に起動するBlenderのバージョンは排他的になっており、最後にインストールしたバージョンが優先して起動することになります。
このためBlenderを使う際にバージョン管理などが若干大変な側面があり、Blender Launcherを用いることで同時に別々のバージョンのBlenderを立ち上げることやいち早くBlenderの任意のバージョンを入手することが可能になります。
イメージとしてはUnity HubやMinecraftLauncherなどのような存在です。
〇Blender Launcherを用いてBlender 4.0をインストールする
Blender LauncherはGitHub上でオープンソースで開発されており、GitHubのリリースページもしくは専用のサイトから入手できます。
Blender Launcher自体の導入はこちらの記事を参考にしてください。
①DownloadタブからStable(安定している)バージョンの4.0を選択します。
②Libraryタブに4.0が表示されれば正常にインストールが完了しました。
Launchを選択すると4.0のBlenderが起動します。
〇Blender4.0の変更点
2.x→3.xでは2.7以降の左クリック入力が標準化することによる操作系の変更やUIやVRSettionの追加など大きな変更がありましたが、4.0でUIやぱっと見は変わらなそうです。リリースノートを見ながら軽く変更をさらっていきます。
〇プリンシプルBSDFの変更
プリンシプルBSDFはBlenderのPBRなDefaultのシェーダーです。
3.x系と比べUIが変わっており、よりグループによって分けられています。
4.0ではより基本パラメータと拡張パラメータで区別されています。
UIの変更だけでなくより高度な処理が行えるようになっているようです。例えばコートの機能ではTint色を追加でき、例えば車の塗装のようなクリアレッドやクリアブルーといったクリア以外のコート表現ができるようになりました。
〇AgX
AgXは新しい色管理システムでCyclesレンダリングで使用でき舞うs。
よりダイナミックレンジと飽和色がきれいに提供されます。
公式の画像がわかりやすいですが、実際の発光では強度が強くなればなるほど白く見えます。
AgXはよりこのようなリアルの表現を提供します。
〇ボロノイテクスチャのフラクタルノイズサポート
フラクタルノイズは自然界の様々なパターンを模倣するために使用されるコンピュータ生成画像です。
煙や集中線、炎の揺らめきなどに使用することができます。
https://www.blender.org/wp-content/uploads/2023/11/voronoi_texture_blender_40.mp4
以上がざっくりとした4.0の新機能になります。
AgXは筆者としても魅力的な機能のため近日触っていきたいと思います。