本日は3Dモデリング枠です。
筆者は以前よりRealusionのCharactor Creator4を使用しています。
このソフトウェアは人物のモデリングに特化したソフトウェアであり、ベースモデルからモーフを弄ることで様々な人物を構築できるだけでなく、BlenderやMaya、Substance3DやMarvelusDesignerなどの他のDCCツールからUnity,UnrealEngineといった作成したアセットを使用するソフトまで各種のソフトウェアの連携が考慮されたアプリケーションとして提供されており、非常に強力なツールです。
またライセンスも高額ではあるもののサブスクリプションなどの形態ではなく買い切りライセンスとして提供されています。
Realusionの提供しているソフトウェアはCharactorCreator以外にもiClone
とCartoon Animator
が存在します。
Cartoon Animatorは2Dアニメーション作成を目的としたソフトウェアですがiCloneはCharactorCreatorなどと連携してアニメーションを構築するためのソフトウェアです。
今回はiCloneを触っていきます。
なおCharactor CreatorもですがiCloneも試用版があり、30日間無料で使用することができます。
また、学生もしくは教育機関の教職員であれば60パーセントオフで入手することができるようです。
今回はまずは試用版から試していきます。
〇環境
・Windows 11
・NVIDIA RTX3080
・Core i9 10100k
また事前にRealusionHubおよびRealusionのアカウントを作成しています。(またCharactorCreatorを導入しています。)
なお、Realusionの製品はWindows専用となっており、現時点でMac版は出ていません。
〇iCloneとは?
iCloneは、リアルタイム3Dアニメーションツールで、3Dアニメーションの制作を従来以上に高精度に簡単に行うために開発されました。
初版は2005年で約20年の歴史があります。
アニメーション作成に特化しており、物理演算やモーフなどの一般的なアニメーション能力に加えモーキャプとの連携、iPhoneを使用したフェイストラッキングなど非常に多くのプラグインも提供されています。
筆者自身CharactorCreatorを使用している中でiClone自体は知っていたのですが先日発表された新機能のAudio 2 Faceを知りさらに興味を持ち今回試す形になります。
〇iClone(試用版)の導入
①RealusionHubを開きます。
②iCloneの試用
を選択します。
③インストール先のディレクトリを選択します。
インストールが完了するまで待ちます。
④インストール完了後開く
を選択し起動します。
ここでは残りの使用期間が表示されます。
⑤起動時に次のようなダイアログが表示されました。
訳すると次のような意味です。
このバージョンの Crowd Sim には、新しい機能があります。この機能は、コンテンツタグと自動的に一致するコンテンツを呼び出します。マッチングが正常に機能するように、コンテンツタグを同期させることをお勧めします。
つまりコンテンツタグの同期を進められており、OK
を選択して次に進みます。
⑥以上で導入と起動ができました。
本日は以上です。 次回軽く触っていきます。