HoloLensの開発では、MRTK以外にもいくつかのツールが公式、非公式かかわらず提供されています。
その多くがMRTKの拡張機能として提供されていますが、前回からその中のMRLigthingToolsを使ってみます。
ホログラムで日本刀作ってみました!
— HoloMoto(ホロ元)@GeekHoloRanger 홀로모토 (@HoloMotoRanger) 2019年5月29日
これは存在感が…
テクスチャとかも付けたらカンペキな日本刀が作れそう!
本日の実験は満足!#HoloLens #VRM pic.twitter.com/q2wGlla1xB
#HoloLens
— HoloMoto(ホロ元)@GeekHoloRanger 홀로모토 (@HoloMotoRanger) 2019年5月29日
日本刀に刀紋付けたりいろいろした
これはたのしい!
非常に楽しい#HoloLens pic.twitter.com/MIJ3X6Lif6
前回の記事はこちら
今回の記事はHoloLens Advent Calendar 2019の1日目の記事です。
〇HoloLens Advent Calendar 2019
HoloLensに関しての記事をアドベントカレンダーとして毎日連載していくイベントです。 今回1日目の記事です。
〇MRTKv2でMRLightingToolsを使ってみる。
MRLightingToolsのドキュメントによると
MR Lighting Tools does not require the Mixed Reality Toolkit, but does work well with it!
とあり、MRLightingToolの動作にはMixedRealityToolKitを必要としていないためHoloToolKit以降のMRTKv2でも動作するようです。
(最新のバージョンは修正されていますが、古いのバージョンであってもMRLightingTools/Examplesに含まれているHoloToolkitの使用されているスクリプトを片っ端から削除すれば機能しました。)
MRLightingToolsの使用方法は同じでUnityの上部にある[MixedRealityToolkit]タグから[Lighiting Tools]→[Create LightCapture Object]を選択するだけです。
するとLightCaptureオブジェクトがシーンに配置されます。
これでMRLightingToolsの機能がアプリ内で使用できるようになりました
この状態でシーンを実行するとPCのカメラが起動し写真が撮影されます。 その後もカメラを動かすごとに写真が撮影されていき、疑似的な360°画像がUnityのSkyBoxのように形成されます。
HoloLens実機では頭の回転に合わせてこれが行われます。
〇LightCaputureを見てみる。
LightCaptureオブジェクトにはLighitCaputureがあります。
それぞれ見ていきます。
〇Quality Preset
・Apply Preset …クォリティーに関するプリセットです。SuperLow、Fast、High、VeryHighがあります。
〇Settings
・Map Resplusiton … 撮影する画像の画質です。 高ければ高いほどパフォーマンスは下がりますがきれいなキャプチャが行えます。
〇Stamp Optimizations
・SingleStampOnly…有効化するとキャプチャを起動時に一度のみ行いその後のスキャンは行われません。
・Stamp Fov Multiplier…キャプチャする間隔に関する設定です。
・Stamp Expire Distance…作成された画像の有効距離です。 メートルで処理され、この範囲内でキャプチャした画像が反映されます。
〇Directional Lighting
・Use Directional Light…有効な場合キャプチャした画像に合わせてDirectionalLightの色に反映させます。
・MaxLightColorSaturation…DirectionalLightに反映させる色合いに関する設定です。
・Light Angle Adjust pre Second…環境光情報が更新されたとき新しい位置へ光の角度が移動する際の速度です。
次回以降実機で実際に値を変えながら見ていきます。