HoloLensでは現実空間に3Dオブジェクトを配置、作用させることによってMixedReality(複合現実)を実現しています
この3DオブジェクトはHoloLensやxRの分野だけではなく、映画、ゲーム、製造、建築など多くの業界で幅広く用いられるようになりました。
3Dオブジェクトを作成するツールも増え、少し良い性能のPCさえあれば3Dモデルを作ることは誰でも簡単にできるようになりました。
前回からライトセーバーを作っています。 今回は2回目の記事です。
前回の記事はこちら
〇カイバークリスタルを作る
〇メッシュを配置して下絵に合わせて頂点を移動させる
前回下絵を用意し、準備を整えましたので今回から実際に作成します。
Blenderの画面上で[Shift]キーと[A]キーを同時に押します。 すると『追加』タブが開くので『メッシュ』から平面を選択します。
すると平面のメッシュが生成されますが、そのままでは向きが下絵に対して直角であるため回転をさせます。 メッシュが選択されている状態で[R]キー→[x]キー→テンキーで[90]と入力します。 これは[Rotation(回転)]→[X軸に]→[90°]という意味でX軸に対し90°の回転を行います。
下絵に対して平面が並びました。
次はメッシュの頂点を移動させ、下絵に合わせて形を整えます。
上部タブから『オブジェクトモード』を『編集モード』へ切り替え、隣のアイコンから一番左、『頂点選択』を選びメッシュの角の頂点を右クリックします。
[G]キー→[X]キー→マウス移動 で選択した頂点を移動することができます。 これは[Grab(つかむ)]→[X軸に]→マウス移動で頂点が引っ張られる という意味でX軸上に頂点を移動することができます。
[G]キー→[z]キー→マウス移動 でz軸上で頂点を移動することもできます。 この二つを使って下絵のカイバークリスタルの一つの面に重なるように頂点を動かしました。
〇頂点を伸ばして一面を作り上げる
カイバークリスタルの一つの面が完成しました。 次は別の面を作ります。
頂点数を増やすために頂点を選択した状態で[E]キー→[Z]キー→マウス移動 と操作します。 これは[Extend(伸ばす)]→[Z軸上へ]という意味で頂点を複製して延ばすことができます。
同様に[E]キーで頂点を伸ばし、カイバークリスタルのほかの面も作成します。
[Shift]キーを押しながら頂点を選択することで複数の頂点を選択することができます。
その状態で[F]キーを押すことで選択した頂点同士をつなぐ辺、もしくは面が作られます。
完成した状態が次の画像になります。
これでカイバークリスタルの一つの目線から見た姿が完成しました。
次は横、後ろと別の目線からの見た目を作成します。