夜風のMixedReality

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HoloLens 2を飛行機内で使用する (実験) HoloLens アドベントカレンダー2021 24日目

本日はHoloLens 2の実験枠です。

〇HoloLens Adevntカレンダー2021とは?

HoloLens Adventカレンダーは技術関連投稿サイトのQiita上で毎年12月に開かれているイベントの一つです。

あるテーマに沿って12月1日から25日までの間毎日誰かしらが情報共有を行うというイベントになっています。

HoloLens Advent カレンダーは初代HoloLensがリリースされた2016年より毎年開かれ今年で5年目となっています。

qiita.com

筆者の記事が数日開いてしまっているので年内に何とか追いつきたいと思っています。

〇HoloLens 2を飛行機内で使用する

 今回はHoloLens 2を飛行機内で使用する実験記事です。

 筆者は電車の中や以前も飛行機内でHoloLens 2を使用していますが、今回は前回の飛行機内とは異なり今年の夏のアップデート以降で使用できるようになった[Moving Platform Mode]が有効な状態でどれくらい使用できるかを実験しました。

 実験の目的として[MovingPlatform Mode]が有効なHoloLens 2で一番加速度と揺れが加わる離着陸時にホログラムは安定するのかという点を調べました。

〇前提

 飛行機では離着陸時に電子機器を電波が発生しないモードに切り替える必要があります。

 HoloLens 2の場合[AirPlane Mode(着ないモード)]が提供されているので今回は機内モードを有効にして実験しています。

 また、新型コロナウィルスの影響で間隔をあけて座席を使用しているとはいえ狭い機内で迷惑をかけないために最小限の動作で、アプリケーションの起動などはタブレットPCと接続した有線でのデバイスポータル機能を使用しています。

〇離陸時

 離陸時は大きく+の加速度が加わります。

youtu.be

〇着陸時

 着陸時は大きくマイナスの加速度に加えブレーキをかけるため上下左右に激しく揺れます。

 

www.youtube.com

〇所感

 今回[Moving Platform Mode]を有効にしていることで離着陸どちらも安定してホログラムの描画を行えることがわかりました。

 また、大きくは操作できていませんがある程度の操作も問題なく行えることがわかりました。

 HoloLensを使用することで将来的に狭い機内でより有効的にスペースを使用し、大画面でコンテンツを見ることやMirageなどのアプリケーションを使用してPCのマルチディスプレイを行うことなど無限の可能性がありそうです。