本日はUnity調査枠です。
今回はGithubのリポジトリから直接パッケージとしてUnityのプロジェクトに導入していきます。
〇環境
・Unity2021.3.5f1
・GitHub
〇経緯と前提
UnityのパッケージではUnity公式非公式問わずに様々なパッケージを入手、使用することができますが、例えばGitHubでオープンソースで開発されているプロジェクトでリリースとして提供されているバージョンではなく、GitHubの最新のリポジトリをパッケージとして導入したいという場合もあります。
筆者の場合Microsoft MixedRealityGraphicsToolsの開発に参加しているということもありリリース版ではなく最新のGitHubリポジトリの機能を使用したい場合があります。
そういった場合UnityではGitHubのリポジトリ自体からPackageとしてインポートすることができます。
この方法が可能な条件としてpackage.jsonが存在しUnityパッケージとして機能する必要があります。
①UnityプロジェクトのエクスプローラーからPackages/manifest.jesonを開きます。
②dependenciesに次の一文を追加します。
"dependencies": { "com.microsoft.mrtk.graphicstools.unity": "https://github.com/microsoft/MixedReality-GraphicsTools-Unity.git",
この名前はMixedReality-GraphicsToolsのpackage.jsonのnameがそれに該当します。
{ "name": "com.microsoft.mrtk.graphicstools.unity", "version": "0.4.14", "displayName": "MRTK Graphics Tools", "description": "Graphics tools and components for developing Mixed Reality applications in Unity.", "msftFeatureCategory": "MRTK3", "unity": "2020.3", "author": "Microsoft", "license": "MIT", "repository": { "type": "git", "url": "https://github.com/microsoft/MixedReality-GraphicsTools-Unity" }, "bugs": { "url": "https://github.com/microsoft/MixedReality-GraphicsTools-Unity/issues" },
urlはリポジトリをクローンする際のHTTPSを指定します。
③URLの末尾に次の行を追加します。
?path=/com.microsoft.mrtk.graphicstools.unity
これはpackage.jsonがリポジトリの直下に存在する場合は必要ないですが、今回のMRGTの場合リポジトリのcom.microsoft.mrtk.graphicstools.unityフォルダにpackage.jsonがあり、一つ下の階層を指定する必要があります。
これを行うためにはHTTPS?path=/(フォルダ名)を使用します。
これによってUnityのプロジェクトを開いた際にパッケージが導入されます。
以上でGitHubリポジトリからUnityパッケージとしてインポートできました。