本日はモデリング枠です。
昨年の末Unreal Engineより2023年初頭現在無料で行うことができるスマホフォトグラメトリアプリRealityScanがリリースされました。
〇RealityScanとは?
ReaityScanはiOSデバイス向けの無料のフォトグラメトリアプリケーションです。
23年中にAndroid版のリリースが予告されていますが、本記事執筆現在iPhoneおよびiPadでインストールして試すことができます。
apps.apple.com〇フォトグラメトリの作成方法
一部のフォトグラメトリアプリケーションではカメラを固定して被写体を回転させ行うことができるものもありますが、RealityScanでは対象となるオブジェクトを動かすことはできず、自身で動きながら撮影する必要があります。
①アプリケーションを初期起動した際はアカウントの登録を求められます。 これはEpicGameアカウントを使用します。
②起動後の画面は次のようにキャプチャしたプロジェクトが一覧表示されます。
右下の+アイコンを選択することで新規のモデルを作成することができます。
③上部にはCaptureとPreviewがあります。 基本的にCaptureモードで被写体を囲むように撮影、Previewモードで撮影の質を確認していきます。
④Previewモードでは撮影した位置、角度によって撮影した写真が表示されます。 これによってどの角度からの情報が足りないかを把握することができます。
⑤すべての処理が完了するとExport to Sketchfabを選択することが可能になります。
これによってSkechHubで3Dモデルが構築されます。
〇SkechHubについて
RealityScanで作成した3DCGはSketchHubにアップロードされます。
SketchHubはワールドワイドなモデルの公開、販売を行うことができるプラットフォームです。
SketchHubにはいくつかのアカウントバージョンがありますが、RealityScanによって最初にSkechHubにアップロードした際に自動的にProアカウントへ昇華が行われます。
これはアップロード回数が月50、非公開アップロードも可能になっています。
1年間の間無料でProアカウントを使用することができ、期限が切れると自動的に解除されるようです。
筆者がアップロードした作品が以下になります。
sketchfab.com
スマホで無料でこのクオリティが実現できるのは素晴らしい革新と思います。