本日はMRGT枠です。
MixedRealityGraphicsToolsで提供されているStandardShaderでは様々な機能が提供されています。
今回はその中からVertex Colorsの機能を試していきます。
〇Vertex Colors
Vertex Colorsは頂点カラーの意味でこれはメッシュが頂点カラーを持っている場合可視化する機能です。
頂点カラーはモデリングソフト側(DCC)で様々な使い方をすることができます。
例えばこちらの記事では植林を行うアドオンで一つのメッシュで木をはやす場所、はやさない場所で調節できました。
またSubstance Painterではメッシュの持つ頂点カラーをもとにマスクを作成することで一つのマテリアル、一つのテクスチャで様々な質感の表現を可能としていました。
このように頂点カラーを持ったメッシュはUnity上でもそのデータを使用することができます。
Vertex Colorsの機能を有効にすることでBlender等のDCCツールで設定した頂点カラーをUnity上での描画色として使用できます。
この機能を使用することで一つのマテリアルで、テクスチャも使用せずに色分けを行うことができ非常に軽量な表現ができます。
特にテクスチャ等を使用しない場合などはVertexColorsの機能を使用することでより最小限のマテリアル数で描画が行うことができます。
次回はこちらの実装を読み解いていきます。