夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLens でデバイスの言語を変更する

本日はHoloLens 2のデバイス調査枠です。

HoloLens 2では通常のWindowsPC同様使用する言語を変更することができます。

これによって音声認識やシステムで表示される文字が対応して変化します。

〇キーボードの追加と使用

 HoloLens 2ではブラウザやアプリ内でシステムキーボードを使用することができます。

www.youtube.com

・キーボードの追加

 キーボードの追加は[Settings]の[Time & Language]から行います。

 [Keyboard]のタグを選択して現在使用しているキーボードを確認できます。

 [Add a Keyboard]を選択することで新たな言語を追加できます。

・キーボードの使用

 ブラウザやキーボード入力を使用するアプリでテキストボックスを選択すると自動でキーボードが表示されます。

 言語を切り替えるためにはキーボード右下の言語切り替えキーで切り替えることができます。(日本語の場合[日本]と表示されます。)

〇使用する言語の変更する

〇言語変更の場面

普段使いのPCであれば大抵の場合言語の変更を行う機会は無いですが、HoloLensではいくつかの点で母国語(日本語)の他に英語を使用したい場面があります。

例えば開発時、日本のHoloLens開発者(HoloRanger)は世界でも熱気があり活発と呼ばれていますが、それでも開発時のチップスやエラーの解消は英語表示である方がそのまま調べることや解消することができる場面があります。

また、これは筆者の個人的な感想ですがHoloLensの音声認識やシステムボイス(コルタナさん)で日本語を使用する際、「選択!」や「削除!」など非常にかっこ悪いです(あくまで個人的感想)。

やはり未来的デバイスとしてはスマートに英語でインプットを行いたいです。

筆者が日本語OSで1番のマイナスポイントと感じるのがデバイスをシャットダウンする際

通常のWindowsPCでは「シャットダウンしています」とメッセージが表示されます。 HoloLensでは(1st、2どちらも)「ご利用ありがとうございました」と表示されます。

英語OSでは「Goodbye」と表示されます。

納品先のお客さんならともかくHoloRangerにとっては自分自身の相棒なのでとても他人行儀な印象を受けます(個人的感想)。

筆者の場合上記の理由に加え英語の学習のためにデフォルトでの言語は英語に設定して使用しています。

・日本語を使用する場面

次は日本語を使用したい状況についてです。

英語OSでは音声認識で扱うことが難しいです。

日本語のボイスコマンドをアプリに組み込みたい場合OSの言語を日本語にする必要があります。

また、デモなどで他の人に体験してもらう際日本語の方がアテンドやトラブルシューティングで役に立つ場面があります。

〇HoloLensの使用言語の変更方法

先代のHoloLens(1st)ではRS5より言語の変更が可能になりました。

デフォルトでは英語のみ使用可能でしたが、このアップデート以降は日本語、中国語が新たに使用できるようになりました。

しかし言語変更を行うためには外部のPCから[WindowsRecoveryTool]を使用してOS自体を焼き込む必要がありました。

このため言語変更はHoloLensの初期化に等しい作業が必要でした。

HoloLens2では最初から複数の言語に対応しています。

外部PCやツールを使用しなくても簡単に使用言語を切り替えることができます。

1.[Settings]の[Time & Language]から[Language]を選択します。

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2.[Windows display language]から変更したい言語を選択します。

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3.デバイスを再起動します。 再起動後は選択した言語に切り替わっています。

以上がHoloLensでデバイスの言語を変更する方法です。