本日はHoloLens 2のトラブルシューティングです。
HoloLens 2セットアップ時にERRORのループで詰んでしまったため今回おこなったトラブルをまとめます。
〇Windows ライセンス合意画面でエラーが発生し進まない問題
HoloLens 2を初期起動しセットアップを行う際には次の手順を追うことになります。
この手順での画像は実機上で録画できないため、公式ドキュメントより引用します。
①初期起動時には[Playground]アプリ同様のハチドリが出現します。
②言語選択を行います。ここで選択した言語はWindowsの言語として使用され音声認証(音声コマンド)もここに依存します。
後に変更可能ですが、変更するためにはセットアップを終える必要があります。
筆者は日本語の『選択(Select)』、『私のIPアドレス教えて(What is My Ip address)』等かっこ悪く感じるのに加え、多くの公開されているアプリが英語の音声コマンドのみ対応していること、英語の勉強と言ったり理由で好んで英語を選択しています。
③自身の地域を選択します。これは時間やネットワークの設定などに使用されます。
特に理由が無い限り日本を選択します。
④EyeTrackingのキャリブレーションを行います。
⑤ネットワークと接続します。
このネットワークをセットアップ中に変更したい場合はHoloLens 2デバイスの音量下げるボタン(右側頭部)+電源ボタンを同時押しすることで可能です。
⑥Windowsのライセンス表示
HoloLens を使用するためにはWindowsのライセンスに同意する必要があります。
本来ここは[Accept]を選択することで次に進むことができますが、筆者の環境では[Something wrong]のエラーが表示されループしてしまい進むことができませんでした。
〇Advanced Recovery Companion
[Advanced Recovery Companion]はMicrosoft StoreでWindows PC向けに提供されているアプリです。
使用することでHoloLensのOS関連のトラブルを修復することができます。
HoloLens とPCをUSBケーブルで接続します。指示に従ってリカバリーを開始するとPCにHoloLensのOSがダウンロードされます。
ダウンロードにはネット環境などの依存もありますが1時間程度かかります。終了後はHoloLensへインストールが行われます。
すべての処理が完了するとHoloLensが再起動します。
再びセットアップを行うことで最後まで進み、HoloLensのセットアップが完了します。
この問題は以下でも取り上げられており、SlackなどでHelpチャンネルでよく回答をいただいているEddさんがリカバリーツールの提供に協力しているようです。
これでも問題が解決しない場合Microsoft に問い合わせる必要があります。