夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

PIXを使用してHoloLens2実機上でプロファイリングを行う

本日はHoloLens2調査枠です。

アプリケーションを開発する際はFPSなどのアプリケーションのパフォーマンスを維持する必要があります。

今回はPIXを使用してプロファイリングを行います。

〇PIXとは?

PIXはMicrosoftが提供するDirectX12環境下でのゲームチューニングおよびデバッグツールです。

devblogs.microsoft.com

WindowsPCに無料でインストールすることができます。

〇PIXのインストール

①次のサイトから最新のバージョンをダウンロードします。

WindowsPCの場合x64を選択します。

devblogs.microsoft.com

②ダウンロードしたexeファイルを実行します。

③初回起動時はアプリケーションの同意文が表示されます。 英語ですが読みI agree to the Microsoft PIX license terms and conditions(required)にチェックを入れてInstallを選択します。

以上でインストールが完了します。

〇HoloLensでアプリケーションのデバッグを行う

①PIXを起動します。

②上部ホームアイコンを選択します。

Connectを選択します。

ComputerタブからAddを選択します。

⑤HoloLens2のIPアドレスを入力してConnectを選択します。

⑥HoloLens2への接続がConnectedに変わるまで待ちます。

⑦デバッグをしたいアプリケーションをLaunchUWPタブから選択してLaunchを選択します。

〇問題

筆者環境では次のようにアプリケーションの機動が失敗するトラブルがありました。

インサイダープログラムに参加しているデバイスの場合クラッシュすることがあるようです。

またARMのアーキテクチャには対応しておらずARM64で構成されたアプリケーションのみがデバッグの対象となっています。

〇参考ドキュメント

learn.microsoft.com