夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

ARFoundationを使用したiPhoneのARでURPプロジェクトでカメラのレンダリングが壊れる問題の解消

本日はトラブルシューティング枠です。

先月Macを購入してから少しづつiOSのARアプリケーションの開発も進めていますが今回はURPプロジェクトでカメラのレンダリングが破断してしまう問題があったため備忘録としてこちらの問題を残します。

〇環境

・Unity2020.3.4.8f1

・UniversalRenderPipline 10.10.1(URP)

・AR Foundation 4.0.12

・AR Kit XR Plugin4.1.7

・iPhone12ProMax

今回はARFoundationのアプリケーションに慣れるために情報が多いあえて古いUnityバージョンを使用しています。

〇発生した問題

今回発生した問題はAR Foudationを使用してデプロイしたアプリケーションでバックグラウンドの描画が破断してしまう問題です。

〇原因と解消

こちらの問題の原因はURPでのレンダリングの変更によるものです。

URPではカメラ周りのレンダリング系がビルドインパイプラインと変わっており、これによって描画の問題が発生していました。

この問題を解消するにはURPの設定にAR BackgroundRendererFeatureのRendererFeatureを追加する必要があります。

これはURPのPiplineAssetを開きRendererListに登録されているRendererFeatureData Assetsを確認します。

一番下のAdd Renderer Featureを選択しAR BackgroundRendererFeatureを追加します。

これによって正しくURPアプリでARのカメラを描画することができるようになります。

基本的なことですが、2時間ほど時間を無駄にしてしまったので備忘録として残します。