本日はApple枠です。
Apple VisionProでは空間ビデオと呼ばれる機能が使用できます。
なおiPhone15シリーズの上位機種などの最新デバイスも空間ビデオに対応しています。
今回はこの空間ビデオのフォーマットなどを勉強し、例えばBlenderなどで空間ビデオを作成する方法を検討します。
〇空間ビデオとは
空間ビデオはAppleVisionProおよびiPhone15 Proシリーズ以上の機種で対応している立体視映像を指します。
対応しているデバイスでのみ空間ビデオとして再生することができますが、キャプチャなどではその魅力が伝わりずらい点が特徴です。
この空間ビデオは対応するiPhoneで撮影可能な他、AppleVisionProでも撮影が可能です。
写真に関してはVisionOS2.0以降の機能で空間写真に変換を行うことができますが、現時点で動画のコンバートは対応していないようです。
〇空間ビデオのフォーマット
空間ビデオはMV-HEVCと呼ばれるApple系で用いられているHice形式の後継にあたる形式で、MVはマルチビューを意味します。
左目と右目のステレオスコピックビデオビューをサポートしており、QuickTimeおよびMPEG-4ファイルでの互換性があるようです。
その他広報互換性を確保するためにHEVCをサポートしないleaderでお見込まれた場合もでコードできるように設計されています。
〇空間ビデオの作成方法
空間ビデオの変換方法についてはAppleのQ&Aに記載がありました。
I have existing stereo videos. How can I convert them to MV-HEVC?
これによるとAVFoundation
でMV-HEVC形式でビデオを書き込むためのAPIを提供されているとのことです。
サンプルプロジェクトは次にあります。
MacOS15以上、 XCode16以上で動作するようです。
これを使用しているのかは不明ですがMac向けのアプリもあるようなのでとにかくApplVisionPro向けに変換をトライしてみたいです。
本日は以上です。
〇参考
https://developer.apple.com/av-foundation/HEVC-Stereo-Video-Profile.pdf