本日はHoloLensアプリ開発でもよく使う[Blender]に関する記事です。Blenderはフリーの3Dモデリングを行えるツールです。
3Dモデリングのほかに物理演算、映像やeffectも作成することができる万能ツールですが、アドオンを導入することでさらに多くのことが可能になります。
●アドオン(Add-on)とは?
ソフトウェアに後から追加できる拡張機能を指します。
今回は1分で街を作成できるBlender-osmを触ってみます。
〇Blender-osmとは?
Blenderで使用するOpenStreetMapを指します。
以下でアドオンを入手します。
〇アドオンの入手
サイトの下部で適切なお金を入力して[支払う]を選択します。
投げ銭式であり、[0]を入力して無料でも入手することができますが、製作者に敬意をもってお金を支払うこともできます。
メールアドレスを入力して[手に入れる]をクリックすることでダウンロードすることができます。
〇アドオンをBlenderに導入する
Blenderを起動して[プリレファレンス]を選択します。
プリレファレンス画面の[アドオン]から[インストール]をクリックします。
インストールウィンドウが開くのでダウンロードした.Zipファイルを選択し[ファイルからアドオンをインストール]を選択します。
インストールが完了したら[プリレファレンス]の[アドオン]画面から[Import-Export:Blender-osm]を探しチェックを入れて有効化します。
〇Blender-osmで街を作る
導入が完了するとツールバーに[osm]のタグが追加されます。[osm]タブを開き[Select]を選択します。
ブラウザが開き世界地図が表示されるので、好きな場所へズームし、[Show Selection rectangle]をクリックし地図上をクリッピングします。
最後に[Copy]を選択しBlenderへ戻ります。
[osm]タブの[Paste]をクリックし[terrain]を[import]します。
[osm]タブの[terrain]から[OpenStreetMap]へと切り替え[Import]します。
Importが完了すると街が生成されます。今回は熊本城下をインポートしてみましたが、簡素的ですがしっかりと実際の街の形をとらえた街ができています。
ポリゴン数は26347とかなりローポリゴンで街が作られています。
建物にテクスチャを貼ったりすることでそのままUnity上でも使用できそうです。