夜風のMixedReality

xRと出会って変わった人生と出会った技術を書き残すためのGeekなHoloRangerの居場所

HoloLens_meetup_val.26でLT登壇しました。

本日はイベント登壇枠です。

〇HoloLens Meetupとは?

hololens.connpass.com

HoloLens Meetupは日本のHoloLensコミュニティが主催するイベントです。

毎回メインセッションとしてHoloLensに関する知見の共有と、LT(ライトニングトーク)枠として5分ほどでHoloLensに関する話をします。

筆者は二年間連続でLT枠として登壇させていただいています。

今回は26回目のイベントになります。

Microsoft Map SDKで遊ぼう

 Microsoft Map SDK for UnityはMicrosoftによって提供されているUnity向けSDKで、BingMapをベースとしています。

 Unity上でネットワーク経由で世界中の地図情報を取得し、地域にもよりますが地形や建物を3DCGで表示することができるSDKです。

〇最新版の開発環境でMapSDKを使用する際に沼ったこと

 UnityではUnity2020以降ではレガシーxRが使用できなくなっています。

 代わりに[xRPluginManagement]を使用するようになっていますが、HoloLensのプラットフォームであるUWP(Universal Windows Platfrom)ではXRPluginManagementでマルチパスのShaderがサポートされていません。

 このマルチパスと呼ばれるのはxRデバイス特有のレンダリングで、xRデバイスの多くに採用されている右目、左目の複眼の描画にかかわる機能です。

 この原因でMapSDKのマップの描画が片目のみになってしまう問題がありました。

 この問題は最新のMapSDKのreleaseによって解消しています。

 この問題に関しては後日別記事としてまとめます。

〇位置情報と組み合わせてユーザーの周辺マップを作成する

 登壇では昨日記事として紹介した位置情報を取得してユーザーの周辺マップを表示させ、地名を取得することを紹介しました。

  redhologerbera.hatenablog.com

redhologerbera.hatenablog.com

Microsoft Map SDK for Unityに関する日本語の知見共有は現時点でまだまだ少ないです。(筆者調べ)

簡単に使え、非常に興味深いMR系のSDKなので今後も技術発信してきます。