本日はモデリング枠です。
〇Marvelous Designerとは?
Marvelous Designerはクロスシュミレーションにに特化したモデリングソフトです。
Blenderなどと同様3Dモデルを作るという目的のツールであることは同じですが、マーベラスデザイナーの特徴はアパレル業界で服を作る工程と同じようにパターンベースのクロスシュミレーションを採用することでリアルな服をモデリングできる点です。
現在ゲーム、映像作品等あらゆる3DCGの分野で服などを作成するために用いられているようです。
〇Marvelous Designerのライセンス
Marvelous Designerは月、もしくは年単位でのサブスクリプションライセンスが採用されています。
筆者はかねてより興味はあったのですが、個人としては高額なライセンスであったため躊躇しており、年末セールで70パーセントオフの価格で販売されていたため学習も兼ねて1年ライセンスを購入しました。
〇Marvelous Designerのダウンロード
①[Marvelous Designer]の公式サイトへアクセスします。
②上部メニューから[ライセンス]を開きます。
③[個人ライセンス]から[今すぐ始める]を選択します。(※初めての方は『30日間無料仕様』もあります。)
④ログインを行うことでインストーラーをダウンロードできます。
インストーラーに従ってソフトをインストールします。
〇起動
Marvelous Designerを起動すると次のような画面になります。初回起動時はログインを求められます。
おそらくバージョン違いの問題と思いますが、チュートリアルなどの映像などと若干UIが異なっていたので改めて見ていきます。
〇3Dウィンドウ
3Dウィンドウは3Dオブジェクトを配置することやシュミレーション結果を見るためのその名の通り3Dのウィンドウです。
BlenderのLayoutウィンドウのオブジェクトモードのようなイメージを持っています。
〇2Dウィンドウ
2Dウィンドウは布の型を作るパターン作業などで使用するウィンドウです。
〇プロパティウィンドウ
プロパティウィンドウは布の質感など素材に関する設定を行うウィンドウのようです。UnityでいうところのInspectorウィンドウのような感じでしょうか。
〇モデルのインポート
[Marvelous Designer]ではデフォルトで素体となるモデルが用意されています。
しかし今回はせっかくなのでオリジナルのモデルをインポートしてみたいと思います。今回は昨日使用した[DAZ Studio]のモデルを使用します。
[ファイル]→[インポート(追加)]→[fbx]でDAZ Stuidoからエクスポートしたモデルを選択することで3D Windowにモデルが表示されます。また2D Windowにもシルエットが表示されます。
〇布の作成・クロスシュミレーション
今回の導入最後でMarvelous Designerが強みとしているクロスシュミレーションを試していきます。 といっても筆者も導入したてなので、いきなり服を作ることはせず布を配置しキャラクターにかぶせる程度をやってみます。
①2D Windowのアイコンから[四角形]を選択します。
これがパターン(布の型)になるようです。
②パターンを配置することで3D Windowにも布が現れます。 2D Windowでパターンを動かすためには[パターン変形]を選択しドラッグアンドドロップを行うようです。
3D Windowでのパターンの移動はパターンをクリックすることでUnityなどと同様にギズモが出現します。
③今回はとりあえず動かしたいだけなので布を頭からかぶせるように頭上に配置します。
④3D Windowのアイコンからクロスシュミレーションを始めることができます。
ここではGPU、通常、高精細と3種類のしゅみゅレーションがあるようですがこのあたりも後日学んでいきたいです。
これによって板が布として動き出します。
今回は初めてのためいろいろと設定が間違ってしまっていますが一応キャラクターにかぶることを確認できました。
今回はMarvelous Designerを導入しました。 キャラクターの作り方はBlender等である程度ノウハウが貯まってきているので今年は服のモデリングのノウハウをためようと思っています。