本日はUnity調査枠です。
今回はUnityでアニメーション制作の非常に強力なツールである[UMotionPro]を使用してすでにあるアニメーションクリップからリメイクを行っていきます。
〇UMotionProとは?
UMotionProはUnityAssetsStoreで販売されている有料のアドオンです。
冒頭で紹介した通りUnity内でのアニメーション作成の効率化と支援を目的に非常に強力なツールとなっています。
昨日まで行われていたOsakaHoloLens Hackathonでは指文字の3Dモデル作成時に使用しました。
指文字では似たような手のアニメーションがあります。
例えば『に』『み』『よ』は指の数の違いのみで手の形自体は同じです。
『に』の指文字
https://www2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?md=syllabary&dno=22
『み』の指文字
『よ』の指文字
今回はUMotionProの機能を用いてあるアニメーションをインポートし、UMotionProで改造し別のアニメーションを作成する方法を紹介します。
※UMorionは無料版もありますが、22年現時点でアニメーションのインポート機能がサポートされているのは有料版のみになります。
〇UMotionProでアニメーションのインポート
①UMotionProをインポートしたプロジェクトで[ClipEditor]ウィンドウを開きます。
②上部[File]から[Import Clip]を選択します。
③インポートウィンドウが開きます。
④[Add Clips]を選択します。 ファイルが開きますので読み込みたいアニメーションクリップ(.anim)を選択します。
⑤[Animation Clips]に選択したファイルが表示されます。最後に[Import]を選択します。
以上で[ClipEditor]に別のアニメーションファイルが読み込まれます。
読み込んだファイルはオリジナルから複製されているためここでアニメーションを操作することで元のアニメーションが変更されることはありません。
今回の指文字ではこの機能を多用して1週間という限られた時間内で50のかな文字のアニメーションを作成しました。