本日はトラブルシューティング枠です。
HoloLens 2はWindows を搭載したPCですので、初期不良やデバイスのトラブルも発生することがあります。
先代HoloLens 1stは初期不良を除くすべてのサポートがありませんでしたが、HoloLens 2に関しては1年間のサポート期間が設けられています。
今回はサポートを受けてデバイスを好感したためその経緯をまとめます。
〇筆者HoloLens 2環境
該当のHoloLens 2は22年1月より使用しています。
OS:Windows Holographic for Business OSビルド:20348.1501
〇HoloLens 2のトラブル
筆者は2台目のHoloLens 2を22年1月に購入しています。
今回トラブルが発生したデバイスはこのHoloLens 2になります。
ある日突然デバイスの電源が入らなくなるトラブルが発生しました。
HoloLens 2は後頭部の電源ユニット右側面にあるボタンによって電源を入れます。この際バッテリー状況に応じて5つのLEDが点灯し、バッテリーが非常に少ない、デバイスの更新等のステータスをLEDの点滅によって示します。
今回は電源が起動しないだけではなくこのLEDが一切点灯しない状態に陥りました。
その後純正の電源ケーブルへ接続し、一晩時間を空け充電を行った状態で再度電源を入れても同様にLEDが点灯しない状態でした。
HoloLens 2がトラブルを抱えた場合いくつかトラブルシューティングが存在します。
デバイスの強制シャットダウン
こちらはデバイスがフリーズした場合などに使用できる通常のPCなどにもある機能です。
電源ボタンを15秒長押しすることでデバイスをシャットダウンできます。
今回の場合そもそも電源が起動していないようで反応がなかったです。
ログの抽出
トラブル発生などデバイスのログを出力することができます。
USBでPCと接続している状態で、音量ボタンの-ボタンを押しながら電源ボタンを押すことでログを出力することができます。
これはfeedbackHubなどでMicrosoft に問題を報告する際に非常に重要な情報になります。
しかし今回そもそも起動できないうえPCと接続しても認識できないため使用できませんでした。
緊急ダウンロードモード
このモードは筆者は初めて知ったのですが、HoloLensの 4 つのボタン [明るさ Up + 明るさ Down + 音量 Down + 電源] を13 秒間押し続けることで、緊急ダウンロードモードへ移行できるようです。
これはリカバリーモードに相当するようです。
しかしこの手法でも全く起動しなかったです。
Advanced Recovery Companionを使用する
Advanced Recovery CompanionはMicrosoft Storeから入手することができるアプリケーションです。
外部PCにインストールすることでUSB経由でHoloLens 2と接続した場合にOSのフラッシュ(初期化)などが行えます。ソフトウェアに問題がある場合などは非常に強力なツールになります。
今回の場合ではそもそもUSB接続でPC側から認識されなかったため使用することができませんでした。
〇サポートの依頼
HoloLens 2のサポートは以下のサイトよりインシデントレポートを作成することで行われます。
support.serviceshub.microsoft.com
前述のとおり筆者の問題の起こったHoloLens 2の場合保障期間内でしたので問題ありませんでしたが、明日の記事ではやり取りやかかった時間などの内容を共有できればと思います。