今回はUnrealEngine開発枠です。
現在HoloLensではUnityだけではなくUE4での開発を正式にサポートしています。
既存のアプリでは[Ford GT40]などで使用されています。
今回はMicrosoftのドキュメントを参考に最初のアプリを開発していきます。
〇UnrealEngineのプロジェクトを作成する。
①初めに[Epic Games Launcher]のライブラリタブからオプションを開きます。
②プラットフォームから[HoloLens 2]を選択しインストールしておきます。
③UnrealEngineを起動します。
今回はUnrealEngine 4.26.2を使用します。
④[新規プロジェクト]から[ゲーム]を選択します。
⑤テンプレートは[Blank]を選択します。
⑥[プロジェクト設定]は次のように設定します。
・C++
・モバイル/タブレット
・スケーラブルな2D・3D
・スターターコンテンツ無し
・レイトレーシング無効
〇必要なプラグインの導入
①UnrealEngine上部の[編集]タブから[プラグイン]を設定し、[Augmented Reality]のタブから[HoloLens]を有効にします。
②検索ボックスに[OpenXR]を入力し[OpenXR]を有効化します。
また[OpenXRMsftHandInteraction ]を有効にします。
③導入したプラグインを有効化するためにエディタを再起動します。
〇レベルの作成
レベルとはUnityにおけるシーンのような概念です。
上部ワールドタブから[ファイル]、[新規レベルの作成]を選択します。
①テンプレートから空のレベルで作成します。
②[アクタを配置]から[基本]、[プレイヤースタート]をシーンに配置します。
③[詳細]タブから位置を原点(0,0,0)に指定します。
④[キューブ]を配置しトランスフォームのxを50に設定します。
これによってユーザーから50cm離れた場所にキューブが配置されます。
このあたりの単位はUnityと違うようです(Unityでは50=50m UE4では50=50cm)
⑤キューブのスケールを0.2に設定します。
⑥ライトタブから[ディレクショナルライト]を配置します。
⑦プレイを選択することでエディタが実行されキューブを見ることができます。
終了するためには[Esc]キーを選択します。
以上で基礎的なシーンが完成しました。