夜風のMixedReality

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UnrealEngineでHoloLensアプリを開発する その① プロジェクトの立ち上げ、シーンの作成

今回はUnrealEngine開発枠です。

現在HoloLensではUnityだけではなくUE4での開発を正式にサポートしています。

既存のアプリでは[Ford GT40]などで使用されています。

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今回はMicrosoftのドキュメントを参考に最初のアプリを開発していきます。

docs.microsoft.com

〇UnrealEngineのプロジェクトを作成する。

①初めに[Epic Games Launcher]のライブラリタブからオプションを開きます。 f:id:Holomoto-Sumire:20210822135530j:plain

②プラットフォームから[HoloLens 2]を選択しインストールしておきます。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822135444j:plain

③UnrealEngineを起動します。

今回はUnrealEngine 4.26.2を使用します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822132250j:plain

④[新規プロジェクト]から[ゲーム]を選択します。

⑤テンプレートは[Blank]を選択します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822132534j:plain

⑥[プロジェクト設定]は次のように設定します。

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C++

・モバイル/タブレット

・スケーラブルな2D・3D

・スターターコンテンツ無し

レイトレーシング無効

〇必要なプラグインの導入

①UnrealEngine上部の[編集]タブから[プラグイン]を設定し、[Augmented Reality]のタブから[HoloLens]を有効にします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822133124j:plain

②検索ボックスに[OpenXR]を入力し[OpenXR]を有効化します。

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また[OpenXRMsftHandInteraction ]を有効にします。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822133518j:plain

③導入したプラグインを有効化するためにエディタを再起動します。

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〇レベルの作成

レベルとはUnityにおけるシーンのような概念です。

上部ワールドタブから[ファイル]、[新規レベルの作成]を選択します。

f:id:Holomoto-Sumire:20210822134430j:plain

①テンプレートから空のレベルで作成します。

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②[アクタを配置]から[基本]、[プレイヤースタート]をシーンに配置します。

③[詳細]タブから位置を原点(0,0,0)に指定します。

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④[キューブ]を配置しトランスフォームのxを50に設定します。

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これによってユーザーから50cm離れた場所にキューブが配置されます。

このあたりの単位はUnityと違うようです(Unityでは50=50m UE4では50=50cm)

⑤キューブのスケールを0.2に設定します。

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⑥ライトタブから[ディレクショナルライト]を配置します。

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⑦プレイを選択することでエディタが実行されキューブを見ることができます。

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終了するためには[Esc]キーを選択します。

以上で基礎的なシーンが完成しました。

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