夜風のMixedReality

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Blenderでリアルな空を作成するPureSkyProの最新アップデートを確認する

本日はBlender学習枠です。

 Blenderでは外部の個人、組織のよって開発、公開されているアドオンを使用することで非常に様々なモデリングや支援ツールを使用することができます。

 これらを公開しているサイトは多くありますが、筆者はBlender Marketを頻繁に使用しますが、BlenderMarketでは購入したアドオンの新しいバージョンがリリースされた場合などメールが届くようになっています。

 今回PureSkyProの最新アップデートのリリース情報が届いたので早速変更点などを触っていきます。

〇PureSkyProとは?

PureSkyProはBlender内でリアルな空や宇宙空間などの背景を簡単に作成できるツールです。

redhologerbera.hatenablog.com

 プロシージャルに用意された機能をパラメータをいじることで様々な空の表現が行えます。

 今回は新しいバージョンとして5.0.4がリリースされました。

〇変更点

・SkyBox用の新しいプリセットが追加

・"オーロラ"、"虹"、"マスクノード "が再構築された

・雲ノードの修正

以前のバージョンではいくつかのテンプレートがあり、任意に選択する形式でした。

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今回のバージョン5.0.4から統一されてトルネードとコンプリートの2種類になりました。

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〇導入

①Blenderを起動し[PureSky_0_COMPLETE_5.0.4.zip]をインストールします。

この際に古いバージョンは競合しないようにチェックを外し無効化しました。

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②正常にインストールされた場合[PureSky]のタブが追加されます。

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③今回実験的機能であった[Cycles]のレンダリングが最初から提供されるようになりました。こちらを選択します。

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これによってPureSkyが導入されます。

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④空の設定はWorldタブから変更することができます。

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従来のバージョンでは英語のみ対応していましたが、今回から日本語にも対応するようになったようです。

⑤ボリュームの項目からはオーロラや雲の生成が可能です。

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オーロラは色を変更することもできます。

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⑥旧バージョンではWorldタブで管理していた時間はレイアウトウィンドウの[PureSky]タブから変更が可能になりました。

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ここではyyyyMMddhhmmで時間を管理でき、従来よりも非常に細かい情景を再現できるようになりました。

⑦今回のバージョンからSky、そしてCloudそれぞれでプリセットが用意され、または自分でセットすることができるようになりました。

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従来の機能よりよりパワーアップして非常に使いやすくなりました。

今回触れていないトルネードに関してもいずれ触っていきたいです。